東急は2025年11月28日から、渋谷にコモングラウンドの体験施設を設置します。場所は渋谷一丁目街区ビル14階にある施設「SOIL」で、期間は2026年3月31日までを予定しています。本取り組みは株式会社COMMONGROUNDと協力し、ARを活用した新しい試みとして行われます。
施設では東京大学の豊田啓介特任教授が推進する空間重畳技術を活用します。ARで遠隔地の人物のアバターを表示し、身振り手振りを交えたリアルタイムな交流が可能です。立体音響により、相手と同じ場所にいるような感覚で会話ができます。距離の制約を克服し、新たな働き方や暮らしの提案を通じた社会課題の解決を目指します。
実証実験では遠隔交流の利便性を検証し、施設への導入などビジネスモデルの検討も進めます。2026年1月からは企業や行政向けの体験会を順次実施する予定です。本事業は内閣府の調査事業への参画をきっかけに始まりました。会場のSOILは、移転リニューアルを経て多様な企業との社会実装を支援する拠点となります。
共同で取り組む株式会社COMMONGROUNDは2025年1月に設立されました。同社は人やロボットが環境情報を汎用的に取得できる共通基盤であるコモングラウンドの構築を目指します。現在はMRヘッドセットを用いていますが、将来的にはスマートグラスでの利用も想定しています。また、人の行動をデータとして取得し、大規模言語モデルと連携させるサービスも視野に入れています。人の振る舞いを記述するLBM(Large Behavior Model)の開発を通じて、ロボットと人の柔軟なコミュニケーションの実現も目指します。
参考
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