AppleのUIデザイン責任者であるアラン・ダイ氏が退社し、Meta Reality Labsのデザイン統括に就任しました。約20年在籍したAppleを離れ、Meta内に新設されるクリエイティブスタジオを率いる立場になります。
ダイ氏は2015年以降、Appleでソフトウェアデザイン担当VPを務め、iOS 7の再設計をはじめ、watchOSやiPhone Xのスワイプ操作の開発に関わりました。AirPodsのペアリングUI、CarPlay、Dynamic Islandの設計にも参加。空間OSのvisionOSのUIにも携わり、App StoreやSafariなど主要アプリの設計も主導しました。
Meta Reality LabsはMetaのXRやメタバースに関わる部門です。ハードウェアからプラットフォーム、ソフトウェア開発、研究開発など広範にカバーしています。QuestヘッドセットやHorizonソフトウェアを担当し、スマートグラスや筋電位を使うリストバンドも扱っています。Codec AvatarsやARグラスなど将来技術の研究も進めています。新スタジオには、Appleでダイ氏の部下だったビリー・ソレンティーノ氏と、以前Reality LabsでUIを担当したジョシュア・トゥ氏が参加します。
マーク・ザッカーバーグ氏は、新スタジオでデザイン、ファッション、テクノロジーを統合し、次世代の製品と体験を形づくる方針を示しました。知性を新しい素材と捉える考えを掲げ、より人間中心のデザインを目指すと述べています。ハードとソフトを結びつける象徴的な製品を構築し、AIグラスなどがもたらす新時代への備えを進める方針です。インタラクションを直感的で役に立つ形に整えることを重視します。
MetaのUIは、これまで一貫性に欠けるとの批判があり、QuestやMeta Ray-Ban Displayでは操作が煩雑との指摘が続いていました。2025年から見直しを始めていますが、まだ実験段階にあります。ダイ氏のチームによる改善が製品に反映されるまでには一定の期間がかかる見通しです。
参考
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