音楽テクノロジー企業の「ROLI」は11月11日、XR関連技術を手がけるUltraleapの買収を発表しました。UltraleapのハンドトラッキングとコンピュータービジョンをROLIの音楽制作ツールに組み込み、より直感的で表現の幅が広い制作環境を整える狙いです。
Ultraleap共同創設者でCEOのトム・カーター氏はROLIのCTOに就任し、取締役も兼任。今後の製品開発と技術戦略を担当します。
UltraleapはXR分野の企業で、手の動きを読み取るハンドトラッキングと、空中で触覚を再現するミッドエアハプティクスの技術を提供します(※Ultraleapのミッドエアハプティクスは、超音波とコンピュータービジョンを組み合わせ、非接触でデジタル操作ができる仕組み。XRデバイスや車載システム、展示向け装置などで利用されています)。
ROLIはデジタル楽器を開発する企業で、SeaboardやBLOCKS、ROLI Pianoシステムを展開。空間AIを使ってピアノ学習を補助する機器「Airwave」(上記写真のデバイス)などろ発表しています。これは、演奏表現を広げる仕組みとなっており、ジェスチャー認識を音楽学習や演奏に生かす基盤となっています。
今回の買収により両社の技術が統合され、ジェスチャー認識とAIを用いた学習・制作ツールの開発が進む見通しです。ハードウェアやソフトウェア、コンピュータービジョンの連携も深まり、音楽制作の体験はより扱いやすい形へ向かうとされています。
ROLIのCEOであるローランド・ラム氏は、この統合を技術基盤を強化する機会と位置づけています。カーター氏の就任は今後の製品づくりに大きく関わる見通しで、両社の協力により音楽学習と制作の進め方が変わると述べています。
参考
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