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活用事例 2025.09.11

クラスター、東大・筑波大と共同でメタバース大規模実験基盤「LUIDA」を公開

クラスター株式会社は東京大学と筑波大学と共同で、大規模なメタバース実験基盤「LUIDA」を公開しました。LUIDAはオープンフレームワークで、メタバースプラットフォーム「cluster」を基盤としています。教育や医療、産業など幅広い分野への応用を視野に、研究や社会実装の拡大を目指すとしています。研究者だけでなく一般ユーザーも利用可能です。

LUIDAは被験者募集から実験の実施、データ収集までを一元的に管理できる仕組みを備えています。自動化機能により研究者の負担を減らし、効率的に実験を進められる点が特徴です。インターネット接続環境とVRデバイスがあれば、自宅から心理実験や体験調査に参加できます。

研究者は短期間で多数のデータを収集可能で、被験者はVRヘッドセットを装着したままアンケートに回答可能。頭や手の動きなどの動作データは自動的に記録され、アバターの外見や動作も変数として設定できます。これにより、人の行動や認知に関する幅広い研究に対応できます。

実際に「cluster」上で3種類の実験が公開されました。手の動きを操作するリダイレクション検出、アバターの外見が行動に影響する「プロテウス効果」を利用したドラム演奏、さらにフィッツの法則を3Dに拡張した課題です。これらの実験には約1週間で500名以上が参加し、従来研究の再現性を保ちながら大規模かつ効率的なデータ収集が可能であることが確認されました。

東京大学大学院情報理工学系研究科の鳴海拓志准教授は、従来は実験室で限られた人数に対して行われていた研究がより広範囲に展開できるようになり、理学や人間工学の研究を大規模に加速できると期待を示しました。筑波大学の平木剛史准教授も、行動や相互作用を大規模に記録、分析することが可能なため、メタバースが人間社会を科学的に理解する実験の場になると述べています。

クラスターメタバース研究所は今後、LUIDAを幅広く提供する方針です。教育や医療、産業分野への応用を進めながら、メタバース環境での実験拡大と社会実装に取り組むとしています。

(参考)プレスリリース


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