Metaが開発中のフォトリアルアバター「Codec Avatars」に、新たに髪型変更機能が追加されました。このアバターは、デジタル空間でリアルな外見や動きを再現する技術です。新機能により頭部と髪型が分離して設計され、表現の幅が広がりました。
Metaは、フォトリアルなアバター生成に関して研究を約10年にわたり研究しています。同社が「Codec Avatars(コーデック・アバター)」と名づけるアバター技術の研究開発プロジェクトは、VRヘッドセットによって顔や目の動きを読み取り、リアルタイムでリアルなアバターを動かすことを目的としています。Metaの最終的な目標は「ソーシャルプレゼンス」の実現で、遠隔地にいる相手と対面で会うような感覚を提供することです。
これまで、フォトリアルなアバターを作成するには、100台以上のカメラと数百個のライトを使用した大規模な設備が必要でした。しかし昨年からMetaは、このシステムを学習目的に限定し、スマートフォンの自撮り映像だけで高品質なアバターを作成する手法に切り替えました。この進化を支えたのが「ガウシアン・スプラッテイング」という手法で、リアルタイムでの表示能力やライティング調整能力が向上しました。
今回、Metaの新しい研究論文「HairCUP」では、頭部と髪型を独立させてモデル化できるようになったと明らかにされています。ユーザーは、新しい顔のスキャンなしで簡単に髪型を変更でき、ライブラリからの選択や過去にスキャンした髪型データを再利用することも可能です。髪と顔の境界も自然に表現できるようになり、将来的には帽子にも対応可能になるとしています。
一方、実用化にはまだ課題があります。現在販売中のQuest 3やQuest 3Sは、目や顔のトラッキング機能を備えていません。また、高精細なアバターを滑らかに表示するには高い処理能力が必要となります。
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