国連宇宙空間事務所(UNOOSA)と英連邦事務局は、持続可能な開発促進を目的に、宇宙技術分野での協力を強化すると発表しました。今回の共同宣言に伴う最初の取り組みとして、衛星画像とAIを活用したデジタルツインと洪水シミュレーションモデルがガーナに導入されました。
国連宇宙空間事務所(UNOOSA)と英連邦事務局の両機関は、6月12日付で共同宣言に署名しています。宣言の主な目的は、気候変動や災害の影響を特に受けやすい英連邦加盟国への支援です。宇宙技術や衛星データ活用を推進するとともに、技術能力の向上を後押しします。
具体的な協力活動として、災害対策の事前準備に役立つ技術的助言や人材育成を実施します。さらに、海洋モニタリングや気候変動への耐性、持続可能な都市計画などを支援します。
今回の共同宣言に伴う最初の取り組みとして、気候変動の影響に直面するガーナに対し、超高解像度の都市デジタルツインと洪水シミュレーションモデルが導入されました。現在、トリニダード・トバゴ向けにも同様のモデル開発が進んでいます。
これらのモデルは衛星画像とAIを活用しており、災害対応や都市のレジリエンス強化に役立つ見込みです。地理情報システム(GIS:地理的な情報を管理・分析するシステム)のデータセットも活用可能で、具体的な都市計画や緊急時対応のための戦略的な計画立案への貢献も見込まれています。なお、洪水シミュレーションの動画はYouTubeで公開されています。
この共同宣言は署名と同時に発効しており、今後さらに宇宙技術も活用した各種の取り組みが推進される予定です。
