ARグラスを開発する米Vuzix Corporation(以下、Vuzix)は、台湾企業Quanta Computerから500万ドル(約7億2,500万円)の追加投資を受けました。Quantaは電子機器の設計・製造受託(ODM)企業です。
今回の資金調達は、2024年9月にQuantaが実施した1,000万ドルの投資に続くものです。当初、Vuzixは合計2,000万ドルの投資を見込んでいましたが、現時点での累計投資額は1,500万ドルに留まっています。
今回調達した資金は、Vuzixが製造するウェーブガイド(スマートグラスに画像を表示するための透明なディスプレイ部品)の生産能力強化に利用されます。ウェーブガイド製造技術の改善により、より安価で軽く、性能の高いAI対応スマートグラスを一般消費者向けに提供することを目標としています。Vuzixのポール・トラバースCEOは、「今回の投資が、Quantaとの協力関係をさらに深め、製造能力拡大の節目になる」とコメントしています。
Vuzixは1997年設立の企業で、主に法人向けにスマートグラスを提供してきました。医療や物流業界向けの製品「Vuzix Shield」(価格2,499ドル)などがその例です。近年は消費者市場にも注力しており、2024年11月に一般消費者向けAIスマートグラス「Z100」(499ドル)を発表しました。Z100はウェーブガイド技術を採用し、緑単色の情報を表示可能。38グラムと軽量で、スマートフォンとBluetooth接続して通知表示やフィットネス情報、地図情報を表示します。
近年では、シリコンバレーのウェーブガイド技術施設の買収、さらにXR・AI企業Wyr.aiとの提携によるAI活用の品質検査技術開発など、多様な事業展開を進めています。
(参考)Road to VR
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