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活用事例 2025.04.16

NATO加盟国の軍事トレーニングにもXR 広がる軍事関連のVR利用

軍事分野でのVR/MR活用が増えています。NATO加盟国の軍事トレーニングにも導入が進んでいます。

フィンランドのXRハードウェア企業Varjoは、イギリスの防衛企業が開発した訓練ソリューション「CASE JTAC」に、同社のMRヘッドセットが統合されたことを発表しました。この訓練はNATO加盟国も利用可能です。現実に近い環境をVRによって再現し、軍事訓練の効果を高めようとする各国の思惑が伺えます。

英国の防衛企業Inzpireは、防衛分野向けのソリューションを提供しています。同社は、特に軍事トレーニング分野に強みを持ち、最近ではVRやMRを用いた訓練システムを開発しています。

Inzpireが提供するシステムの一つに「CASE JTAC」という訓練ソリューションがあります。このシステムは、航空機による近接航空支援を地上から誘導する役割の兵士を訓練するものです。この兵士はJTAC(統合ターミナル攻撃管制官)と呼ばれ、戦場で航空機と地上部隊をつなぐ重要な役割を担っています。

CASE JTACには、フィンランドのXRヘッドセットメーカーであるVarjoの「XR-4シリーズ」が採用されました。VarjoのXR-4シリーズは、人間の目に匹敵する解像度を再現する超高解像度ヘッドセットです。訓練生は、360度のバーチャル空間での任務を実際の機材に触れながら体験できるため、より実戦に即した訓練実施が可能です。

訓練生は安全な環境で、実際の任務を忠実に再現したシナリオを繰り返し経験できます。さらには訓練中の行動を振り返ることも可能で、長期的な技術向上を見込めます。なお、トレーニングシステムは持ち運びができ、実際の作戦現場に近い場所での訓練も可能とのことです。

CASE JTACはNATO加盟国も利用できます。NATO加盟国間では、英国国防省と米国が主導する国際的な協定に基づき、共同利用が可能なトレーニングの基準を定めており、CASE JTACはその基準における認証を受けています。

各国で進むXR軍事利用

軍事分野でのVR技術の活用は他にも多くの事例があります。例えばウクライナ空軍では、F-16戦闘機のパイロット訓練にMRヘッドセットが導入されており、実機での訓練時間を補完しています。また、米軍でもAnduril Industriesが開発した防弾機能付きXRヘッドセット「イーグルアイ」が導入され、実際の戦闘環境での情報共有や危機回避を支援しています。

(参考)Auganix、Varjo


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