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業界動向 2025.02.20

米軍の新たなXRヘッドセットの名前は「イーグルアイ」Oculus創業者の防衛スタートアップAndurilが明らかに

Oculus創業者として知られるパルマー・ラッキー氏が設立した防衛技術企業Anduril Industriesが、米軍向けの新型XRヘッドセットシステム「EagleEye(イーグルアイ)」の詳細を明らかにしました。同社は2月13日に、米陸軍の複合現実統合視覚増強システム(Integrated Visual Augmentation System: IVAS)プロジェクトの主導権獲得を発表。EagleEyeは、IVAS向けのハードウェアであり、防弾機能を備えた一体型のヘルメットシステムとして開発されています。

Andurilは2025年2月、米海兵隊の演習において、エッジコンピューティングと通信機能を統合した「Menace」システムの実証実験を実施。同システムは、従来は中央指揮所に集中していたデータと機能を、戦術的なエッジ環境で利用可能にすることを実証しました。

こうした中、ラッキー氏は元海軍特殊部隊(SEAL)のショーン・ライアン氏との対談で、EagleEyeシステムの詳細を初めて公開。「数年前からEagleEyeの開発に多大なリソースを投資してきた」と説明しています。

EagleEyeの特徴は、以前のマイクロソフト製HoloLensを使用したIVASのようなヘルメット型ではなく、聴覚や視覚の保護・強化機能を統合した一体型の防弾シェルとして設計されている点です。ラッキー氏によると、「従来の装着型アプローチでは、バランスの悪さや引っかかりの危険性などの課題があった」と言います。

システムの中核となるのは、同社の主力製品である分散型ソフトウェアシステム「Lattice」です。Latticeは、様々な軍事プラットフォームからセンサーデータを取得し、自律的に統合して戦場全体の統合的なビューを構築。重要な標的に注意を向けることができます。

具体的な機能として、「攻撃型ドローンの接近警告と避難経路のガイダンス」「敵の位置を目視できない味方との間でデジタルマーカーを共有」「周辺のドローンなど、Latticeに接続された他のプラットフォームからの情報共有」「AIによる予測的な戦術ガイダンス」「マルチモーダルAIを活用した状況に応じた質問応答」などを備えていると言います。

ラッキー氏は、解像度、視野角、グラフィック品質、センサー品質において、「これまでに構築された中で群を抜いてベストなAR/VR/MRの視覚強化システムになる」と述べています。

なお、民間向けの販売については、敵対国の特殊部隊の手に渡るリスクを考慮し、慎重な立場を示しています。一方で、警察部隊など法執行機関向けには、より軽量な「サングラスのようなデザイン」のバージョンを検討していることも明らかにしました。

(参考)UploadVR、Anduril Industries

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