仏・MICROOLED、台湾の・Quanta Computer、オランダ・STMicroelectronicsの3社が、スポーツやアウトドア向けに特化したスマートグラスのリファレンスデザインを共同開発しました。本デザインは「移動中にリアルタイムで重要情報を得る」というニーズにフォーカスし、低消費電力かつ軽量なスマートグラスの実現を目指します。
MICROOLEDとQuanta Computer、STMicroelectronicsの3社は、主にスポーツや屋外活動向けのスマートグラスリファレンスデザインを共同開発しました。このデザインでは、MICROOLEDのAR部門「ActiveLook」の技術を採用。軽量化とバッテリーの持久性向上を実現しながら、情報をユーザーの視界に直接表示します。
このリファレンスデザインの特徴は、STMicroelectronicsのSTM32U5シリーズマイクロコントローラを搭載していることであり、低消費電力と高度なグラフィック機能を両立させています。また、ActiveLookファームウェアとの統合により、スポーツアプリケーションやスマートウォッチのエコシステムにアクセスできます。スポーツやアウトドア愛好者の使用を想定しています。なお、開発者はActiveLook APIを活用して新しいアプリケーション作成も可能です。
開発の中心となったMICROOLEDは2007年にフランス・グルノーブルで設立された企業で、マイクロディスプレイ及びモジュールの主要メーカーです。同社は高解像度、低消費電力、高輝度を特徴とするディスプレイを提供しており、特にAR分野での軽量化ニーズに応えるよう注力しています。
同じくヨーロッパに拠点を持つSTMicroelectronicsは、1987年にイタリアのSGS MicroelettronicaとフランスのThomson Semiconducteursが合併して設立された半導体メーカーです。世界各地に14の製造拠点を持っています。ASIC、メモリ、マイクロコントローラなど多岐にわたる半導体製品を提供しており、主要顧客にはApple、Samsung Electronics、Teslaなどが含まれています。
一方、Quanta Computer Inc.は1988年に台湾で設立された電子機器メーカーで、主にノートパソコンやその他の電子ハードウェアの製造を手掛けています。同社はApple、Dell、HP、Lenovoなどの世界的企業を顧客に持ち、クラウドコンピューティングやスマートホームソリューション、AIoTなどの分野にも事業を拡大しています。
(参考)ActiveLook、XRTODAY
