Home » いまだCEOと接触できず Magic LeapとNreal、訴訟の行く末は


業界動向 2019.10.21

いまだCEOと接触できず Magic LeapとNreal、訴訟の行く末は

MRヘッドセット「Magic Leap One」を手がけるMagic Leap(マジックリープ)社が、メガネ型MRデバイスを開発するNreal社を告訴してから4ヶ月以上が経過しました。この件について、新たな事実が明らかになりつつあるようです。

機密情報の盗用で申立

Magic Leapは2019年6月、「元Magic Leapの従業員が、デバイス開発に関する機密情報を漏洩し、自身の設立した中国企業で盗用した」という内容でNreal社とそのCEO、Chi Xu氏に対して申立を行いました。

この申立について、6月に米メディアNext RealityがNrealに問い合わせたところ、同社広報は次のようにMagic Leapの主張を否定しています:「我々は、メディアの当社とMagic Leapの件に関する報道を耳にしています。告訴内容は誤りであり、まったくの反競争的行為です。現在の情報だけでは、これ以上コメントできません」

Xu氏といまだ接触できず

今回新たに判明したのは、2019年6月当時のMagic Leapは、Nrealが申立に関する法的文書を受領したかどうか、またXu氏の所在についても把握できていなかった、ということです。

9月にMagic Leapが提出した書類によれば、同社は私立探偵を雇ってまでXu氏を追っているとのこと。またNrealのSNSをウォッチし、AWE(※Augmented World Expo、年に一度行われる大規模なAR関連イベント)の会場でXu氏を探す等、接触を試みています。この状況からは、すでにメールや文書でのコンタクトに失敗していることがうかがわれます。

最終的には9月12日、Magic LeapはNrealの弁護人であるDiana Rutowski氏と電話で訴訟について会話できたとしています。

なお公開された文書中、判決を行う裁判官としてLucy H. Koh氏の名前が記載されている点は注目を集めそうです。同氏は過去、アップルとサムスンのスマートフォン特許を巡る訴訟を担当、アップルの証人喚問に対して忠告を行ったことで話題となりました。

両社の法廷での対面は、当初2019年10月30日が予定されていました。しかし、記事執筆時点では2020年1月までずれ込むもようです。

(参考)Next Reality


CONSULTING / DEVELOPMENT

コンサルティング・開発サービス

Moguraの知見を、あなたのプロジェクトに

mogura_next

Moguraの知見を、あなたのビジネスに
編集長の久保田を筆頭に、XR/メタバースなどバーチャル領域を知り尽くす専門チームが、リサーチからコンサルティング、企画、開発までを一貫支援。
Mogura VRで培った豊富な情報力と業界ネットワークを強みに、企業・行政機関の成果につながる最適な解決策をご提案します。