4月25日、フェイスブックは第1四半期の決算発表を行いました。CEOであるマーク・ザッカーバーグ氏は、同社が取り組んでいるVRについての質問に対し「なぜ、フェイスブックにとってVRが重要なのか」を説明しています。
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ここではザッカーバーグ氏の言葉を引いて、その一部を紹介します。
(以下、氏の言葉より引用)
次のパラダイムシフトはVR/AR
10~15年ごとの大きな流れとして、新しいコンピューターのパラダイムシフトが起こります。だから、進歩は続けなければいけないのです。
次の技術では、人々はもっと自然にコミュニケーションを取ったり、ジェスチャーで物をコントロールしたりできるようになります。より没入感があり、持ち運びしやすい製品ができるでしょう。次に来るのは、VR/ARに関するものである可能性が非常に高いと、私は考えています。
我々がこの分野に多くの投資を行っているのは、ハードウェアやオペレーションシステムの会社に乗り遅れてはならないからです。競争力をつけ、VR/ARの分野で成功し、VR/ARの分野を構築するには、様々な力を付けることが必要です。
プラットフォーム構築への意欲
私の後悔の1つは、フェイスブックがこれまでモバイルプラットフォームの構築に関わってこなかったことです。iOSやAndroidが出たのは2007年頃、当時わが社はとても小さな会社でした。プラットフォームは早くからフェイスブックと同時に開発が進んでおり、自分たちで取り組めるものではありませんでした。
技術の中心には、人がいなければなりません。アプリではありません。技術は、我々の繋がりを中心にして開発されるべきです。私は、次世代のプラットフォームはフェイスブックのこの考え方を忠実に反映すると決めています。
Oculus Goへの期待
これからは面白い年になります。一体型VRヘッドセットOculus Goの発売が予定されているからです。既にプロトタイプや開発者版の発表を行っていますが、他にもたくさんのわくわくするような準備をしています。
(一体型VRヘッドセット「Oculus Go」。従来のVRヘッドセットと異なり、スマートフォンやPCなどを一切使わず、このデバイス単体で動作する。予定価格は199ドル)
はっきりといつVRが重要なものになるのかはわかりません。我々が取り組みを始めたとき、私はVRがプラットフォームの主流になるまでは10年かかるだろうと予測しました。確実なのは、フェイスブックはVRが大化けするまで、投資を続けなければいけないということです。
(ここまで引用)
(参考)UploadVR
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