Home » 5年かけて開発されたVRMMORPG「Zenith」のアップデートが終了。理由は“プレイヤー定着率の低さ”、サービスは当面継続


VRゲーム・アプリ 2024.07.16

5年かけて開発されたVRMMORPG「Zenith」のアップデートが終了。理由は“プレイヤー定着率の低さ”、サービスは当面継続

VRゲーム企業Ramen VRは、同社が手掛けるVRMMORPG「Zenith: Nexus(Zenith:The Last City)」の開発を終了することを発表しました。なお、開発の終了後も、当面の間はゲーム自体へのアクセスは可能(=引き続きプレイ可能)となる予定です。

zenith-vr

「Zenith」は、2022年1月28日に発売されたVRゲームです。日本のRPGやアニメ作品などから着想を受けた作風で、広大な世界を他のプレイヤーとともに冒険できます。サービス開始当日にはサーバーがダウンするほどの人気を集めていました。また、日本人プレイヤーも数多く見受けられるタイトルでした。

アップデートの終了は、7月13日にYouTubeの公式チャンネル上に投稿された動画などで報告されました。発表によれば、アップデートを継続できなくなった主な理由は「ユーザー定着率の低さ」とのこと。

公式サイトQ&A上の説明文

「Zenith」は、初期の段階からプレイヤーの定着率の低さに苦労してきました。何十万人というプレイヤーが本作を遊びましたが、大半は1ヶ月程度が経過するとプレイを終了してしまったのです。

約5年の期間、私たちは最善の努力を尽くしましたが、プレイヤーの定着率を高めることはできませんでした。(その結果)「Zenith」は赤字となりました。赤字の状態では、ゲームの運営を続けていくことはできません。

「Zenith」はリリース当初、有料ゲームとして展開されていましたが、2024年に「Infinite Realms」を導入、基本無料(ゲーム内課金あり)タイトルへと運営方針を転換していました。

なお、今回のアップデート終了では、ゲーム内通貨「zennies」の購入者に払い戻しは行われませんが、購入者には将来リリースされる新タイトルで“貴重なギフト”が提供されるとのことです。

(参考)Road to VRUploadVR

Mogura VRはRoad to VR、UploadVRのパートナーメディアです。


VR/AR/VTuber専門メディア「Mogura」が今注目するキーワード