Home » コールオブデューティの開発者ら、独立してVR向けのマルチプレイFPS『World War Toons』を開発中


テック 2015.03.24

コールオブデューティの開発者ら、独立してVR向けのマルチプレイFPS『World War Toons』を開発中

VRで遊ぶゲームで、期待されているジャンルの1つが一人称視点のFPS(ファースト・パーソン・シューター)です。

FPSは、3Dゲームの進化とともに歩んできました。1990年代前半の『DOOM』などの作品の登場以降、現在でも『コール・オブ・デューティ』シリーズや『バトルフィールド』シリーズなど、様々な作品が人気を博しています。特に海外では、FPSは熱狂的な人気を誇り、特に対人戦のできるマルチプレイは、ランキング争いや大会が盛んです。新たなゲーム用ハードが発売されるときに、プレイできる作品紹介のほとんどがFPSで占められることもあります。それだけの人気を誇るジャンルなだけに、没入感が高くゲームの中に入った感覚になれるVRで遊べるFPSタイトルの登場に注目が集まっています。

そんな中、アメリカのインディゲームデベロッパー「Reload Studio」が、マルチプレイ(複数対戦)できるVR向けのFPSを開発しています。

image00

Reload Studioはコールオブデューティシリーズの開発者を始め、ディズニー映画のアニメーターらが集まって立ち上げられた11名の開発チームです。ベンチャーキャピタルRosenbergが提供しているRiverという資金援助プログラムの支援を受けています。なお、このRiverは日本発の視線トラッキングヘッドマウントディスプレイ「FOVE」も支援しています。

Reload Studioが開発しているFPSのタイトルは、『World War Toons』。VRに対応し、マルチプレイヤーモードを備えたFPSになる予定とのこと。VRに最適化するものの、非VR版も合わせてリリースするとのこと。どのプラットフォームで展開されるかは、今後明らかになります。

現在公式サイトで明らかになっている情報は、ゲームの簡単な説明と数枚のスクリーンショットのみです。世界大戦(World War)をベースに、プレイヤーは連合国と枢軸国に分かれて戦うことになります。

image01
image03

戦車が中心になり、リアルさが追求されてきたこれまでのFPSとは異なったコミック風の雰囲気が漂っています。リリース日や価格等の詳細は未定ですが、今後の続報に期待したいところです。
image02

Written by 久保田瞬(すんくぼ)

(参考)
Reload Studio公式(英語)
http://reload-studios.com/

World War Toon公式(英語)
http://www.worldwartoons.com/


VR/AR/VTuber専門メディア「Mogura」が今注目するキーワード