マイクロソフトは、ベルリンで開催されている家電見本市IFAにて、10月17日にWindows 10の大型アップデートを行うことを明らかにしました。同社が現在複数のPCメーカーと開発を進めている没入型MRヘッドセット(以下、MRヘッドセット)が発売されます。
マイクロソフトの没入型MRヘッドセットは、PCに接続して使用してVRを体験することのできる、Oculus Riftなどと同様のいわゆるVRヘッドセットです。外部センサーが不要で、PCとヘッドセットをつなぐだけで高品質なVR体験が可能なこと、本体価格が4万円からと比較的手軽なだけでなくPCの要求スペックも低く体験の総コストが低いこと、が特徴です。
このMRヘッドセットは、DELL、ASUS、HP、Acer、Lenovoなどのメーカーが発売を予定しています。各社の製品の仕様等は徐々に明らかになってきていますが、その第一陣の発売日が10月17日であることが判明しました。
これは、マイクロソフトが秋に行うことを予定しているWindows 10の大規模アップデート「Fall Creators Update」が10月17日となることを明らかにしたためです。「Fall Creators Update」には、MRヘッドセットへの対応が含まれています。
また、先日DELLからは、同社製のMRヘッドセット「Dell Visor」が10月17日に349ドル(約38,500円、国内価格未定)で発売されることが発表されており、少なくともDELLのMRヘッドセットが同日発売となります。
Acer、LenovoのMRヘッドセットについても「今後数週間」で発売されることが明らかになっています。ASUSのMRヘッドセットは2018年春発売です。
日本でのMRヘッドセットの発売について、製品版に関する情報は明らかになっていませんが、日本マイクロソフトは「世界と同時展開」と明らかにしており、日本でも10月17日からの展開となる可能性が非常に高くなっています。
Windows MRヘッドセットの特徴等、詳細はこちらの記事も合わせてご覧ください。
マイクロソフト「MRヘッドセット」徹底解説
(参考)
Windows VR Headsets Start Arriving On October 17th / UploadVR
https://uploadvr.com/windows-vr-headsets-start-shipping-october-17th/