2024年11月にアメリカで公開された映画「ウィキッド ふたりの魔女」。本作の製作過程にて、Apple Vision Proが使用されていたことが明らかになりました。
「ウィキッド ふたりの魔女」は、舞台「ウィキッド」を原作にした実写映画。「オズの魔法使い」の前日譚にあたる物語で、“西の悪い魔女”ことエルファバを主人公に、ドロシーがオズの国を訪れる前の物語が描かれます。国内では2025年3月に公開予定です。
Apple Vision Proが映画製作に使用されたという情報は、Appleの公式YouTubeチャンネル上で、監督のジョン・M・チュウ氏がコメントしたことで明らかになりました。チュウ監督によると、編集作業の一環として、アプリ「Evercast」を使い、スクリーンで原稿を見たり、指でメモを加えたりしたとのこと。
XRヘッドセットを映像コンテンツの作成に使用するケースは、数年前より映画シーンで散見されています。2019年には同年に公開されたリメイク版「ライオンキング」の撮影に、VRが活用されたことが報道されました。同作では、監督のジョン・ファヴロー氏に、現実のセットにいるような感覚で映画製作を行ってもらうため、撮影支援ツールの開発(と使用)が行われたとのことです。
(参考)UploadVR
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