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ゲーム・アプリ 2018.09.21

ピクシブが「VRoid Hub」発表、自分の3DキャラをVTuberやゲームで共通利用

ピクシブ株式会社は、作成した3Dキャラクターを投稿して他ユーザーと共有、VR/ARコンテンツの共通アバターとして利用できるサービス「VRoid Hub」を2018年12月から提供開始します。併せてVRoid Hubとの連携を予定しているものとして、ライブ配信サービスの「SHOWROOM」や「OPENREC.tv」、「17 Live」、「Mirrativ」そしてバーチャルワールド作成ゲーム「Vワールド」 が発表されています。

また、開発者向けソフトウェア開発キット「VRoid SDK」の同時提供も予定されています。各サービスへのVRoid SDK導入により、ユーザーがVRoid Hubに投稿された3Dキャラクターを使ってコンテンツを楽しめるようになります。

VRoid Hubの特徴

VRoid Hubは、pixiv IDによる会員登録を行うことで利用できます(無料)。投稿した3Dキャラクターのプロフィールを他のユーザーと共有したり、3Dモデルデータの配布が可能です。また、VRoid Hubと連携した各種VR/ARプラットフォームや3Dゲーム等のコンテンツ上で、投稿されたキャラをアバターとして利用できます。

VRoid Hubには、ピクシブが提供する「VRoid Studio」などの各種3Dモデリングツールで作成したVRM形式」のモデルデータを投稿することができます。投稿はVRoid StudioやWebブラウザ上から行うことが可能で、公開するとキャラクターごとに個別のプロフィールページが作成されます。

プロフィールページでは、キャラクターの名前やプロフィール、各種SNS等の情報を閲覧できるほか、作者が許可している場合にはモデルデータのダウンロードも可能です。「アバターとしての利用は誰でも可能だが、暴力行為を行わせることは禁止」「モデルデータの改変は可能だが、改変したモデルデータの再配布は禁止」等、作者が設定した利用条件に従って利用することが出来ます。

また、VRoid SDKが導入されたプラットフォームやコンテンツでは、VRoid Hubに投稿されたキャラクターをダウンロード不要で利用することも出来ます。キャラクターを1人作成してVRoid Hubに投稿すれば、プラットフォームに依存せず、さまざまなサービスで共通のキャラクターを利用できるようになります。

VRoid SDKの特徴

VRoid SDKは、VRoid Hubに投稿されたモデルを各プラットフォームやコンテンツへ組み込むことが出来るようになる、ソフトウェア開発者向けキットです。


これまでユーザーが3Dアバターを作成して利用するサービスでは、各サービスごとのアバター管理システムを構築する必要がありました。今回提供されるVRoid SDKを導入することで、ユーザーはVRoid Hub上のアバターを利用できるようになるため、開発者は独自のシステムを用意する必要がなくなるとのことです。

ピクシブでは今後も各プラットフォームやコンテンツとの連携を順次進めていくとしています。「VRoid SDKの導入に関心のある開発者の方は、ぜひこちらの窓口から問い合わせてほしい」とコメントしています。

VRoid Studioに関する記事はこちらです。

(関連リンク)VRoid Studioピクシブ株式会社Webサイト


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