PC向けVRコンテンツをスマートフォンにストリーミングしてプレイできる「VRidge」が、iPhoneでも利用可能となりました。
本ソフトは1回あたり10分間でセッションが切れる無料版、制限無しの有料版(14.99ユーロ、約1850円)の2種類が用意されています。Android端末向けには2016年時点でリリースされていましたが、ようやくiOS向けのバージョンが配信された、という形です。
激しい動きを伴う作品は不向き
「VRidge」を使用することで、専用のVRヘッドセットを購入せずとも、手持ちのスマートフォンで手軽にハイエンドなVRコンテンツを体験できます。一方で位置情報のトラッキングには対応しておらず、遅延の大きさなど、得られる“体験の質”はPC向けVRヘッドセット利用時と比べ、かなり制限されたものになります。
このため、激しく視線を動かしたり、移動を体験の中心に含んだりする作品を楽しむことについては、現実的には厳しいものとなるでしょう。(参考記事:【検証】スマホVRでHTC VIVE(SteamVR)のゲームはできるのか?「VRidge」)
スマホをコントローラー化できる
このほか、「VRidge」のコントローラー向けソフトウェアとして、3DoFの回転を検知するコントローラーとしてスマートフォンを利用できる様にする機能も追加されました。例えば3台のスマートフォンを使って、「Beat Saber」をプレイするといったことも可能となっています。
(参考)UploadVR