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テック 2017.09.26

相性抜群!新たなVR用アバター操作「パペット」

ソーシャルVRサービス『VRChat』にて、パペットを操るような感覚でアバターをコントローラー操作できる技術が登場しました。コントローラーでアバターを操作できる、コントローラーと非常に相性のいい操作方法です。



このパペットはカリフォルニア在住のアニメーター/人形遣いのChris Patstone氏が開発しました。同氏はHTC Viveのコントローラーで操作できるパペット型のアバターを制作、同アバターを用いてソーシャルVRプラットフォームの『VRChat』に参加しました。

『VRChat』は様々な人がバーチャル空間でコミュニケーションできるソーシャルVRサービスで、ユーザーは専用のSDKを用いて独自のアバターやバーチャル空間を制作することができます。

コントローラーで操作するパペット型のアバター

Patstone氏は映画『ファインディング・ニモ』に登場するマーリンのアバターを使用して
おり、使用時の様子を動画で確認することができます。

ソーシャルVRではユーザーはアバターを身につけて参加しますが、現行の技術ではユーザーの手と頭の動きのみをトラッキングするため、バーチャル空間内のアバターに反映できる動きが限られます。このために、たとえば足の動きや表情など、身体の様々な部分の動作がアバターに反映されず、リアルさに欠けるという問題があります。

パペットを操る感覚でアバターを操作するというアプローチは新しく、かつ手軽に操作できるため、同じ方法でアバターを操作するユーザーは増えるかもしれません。また、ソーシャルVRでパーティーを開く際などでパフォーマンスを行う際にも活用できそうです。

(参考)
UploadVR / Puppeteering In VRChat Looks Like A Cool Use Of VR(英語)
https://uploadvr.com/puppeteering-vrchat/


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