ソーシャルVRアプリ「VRChat」で開発中の新システムの進捗状況が報告されました。
「アバター・ダイナミクス」や「PhysBones」といった機能で、他プレイヤーのアバターに触れることを可能にするシステムなどを含みます。
「PhysBones」は、現在の「DynamicBones」に代わるアバターの新たなボーンになるそうです。大幅な効率化(12倍~20倍)を実現し、他プレイヤーや自分のアバターのボーンに触れられるようになっています。同機能はPC版とQuest版に導入されますが、Quest版はパフォーマンス上の制限が設定されるとのこと。
新システムでは、アバターへの干渉用に「アバター・トリガー」が設定されます。トリガーはアバター上のコライダーを検知して動作。これにより、相互干渉を可能にします。デフォルトでは、頭や手などに定義されていますが、ユーザー側で個別にインタラクション用のコライダーを設定できます。
VRChat公式によれば、「PhysBones」の実装後、「DynamicBones」で制作されたアバターのボーンを、自動的に置き換えるのが目標とのこと、また個別設定が行われていない場合でも、すべてのアバターにデフォルトでコライダーが実装されるそうです。
2021年12月現在「アバター・ダイナミクス」は、クローズドベータテストが実施中。2022年初頭からオープンベータテストが開始される予定です。