「VRChat」では、友人と遊べるゲームワールドから、ゆっくりするのに最適な風景系ワールドまで、様々なコンテンツが日夜公開されています。本連載では、膨大なワールドの中から、特に“映える”ワールドをピックアップしてお伝えします。
今回紹介するのは、波動関数崩壊によって足場が自動生成されるワールド「Vestigia Orbis」です。
「Vestigia Orbis」は、クリエイターのChootana@ちゅーたなさんが制作したワールドです。波動関数とは、量子力学において電子や原子などの極微な粒子の状態を完全に表す複素数値の関数。波動関数の崩壊(収縮)は、その関数が観測によって1つの状態に収縮することを指します。ちゅーたなさんによると、これを活用してワールド内が動的に生成されるようになっているとのこと。
ワールドは、黒っぽい空間に白い足場が浮かぶというリミナルスペース的な構成。目の前に見える足場にはすべて移動できるようになっています。
足場には“音源”が仕込まれており、歩くと効果音が鳴る仕組みが盛り込まれています。この効果音はワールドに流れるBGMとマッチするようになっており、散歩していて飽きません。音が鳴った足場が光るのも面白いところ。
また驚きなのが、定期的にすべての足場が消失して、全体が再構成される点です。このギミックが発動すると様相は一変。フレーム状になった構造物がワールド全体に展開され、そこから足場がまた生成されていきます。
なお本ワールドは、基本的にフィールドが生成されていく作りですが、探索要素として“ほころび”が、ワールドのどこかに設置されています。
残念ながら筆者はすべてを見つけ出すことはできませんでしたが、進む方向によって、足場が虫食い状態になる要素や、足場を自分で設置できるようになるアイテムを見つけることができました。
「Vestigia Orbis」は、無限に続くようにも感じる不思議な空間を(いい意味で)彷徨えるワールドです。ただ歩き回るだけでも楽しいですし、謎解き要素もやり甲斐のあるものになっています。フレンドと一緒に、“ほころび”探しに挑戦してみるのもいいでしょう。
不可思議な空間「Vestigia Orbis」を訪れてみませんか?
「Vestigia Orbis」へのアクセスはこちら(要PC)
執筆:井文










