2017年8月15日、アプリ開発ならびに制作を行う株式会社ゆめみは、VRアプリ開発教材「VR Studies」の第2章を公開しました。
昨今、多人数でひとつのVR空間にログインし、会話を楽しむことができるソーシャルアプリや、VR空間で共同作業を行うことができる設計ツールなど、ネットワークを介して空間を共有できる機能を持ったVRアプリケーションが数多くリリースされています。
VR Studiesの第2章では、このようなアプリを開発する際に必要となる、ネットワークを介したリアルタイムなデータの同期方法について解説しています。この解説を通して、オンライン空間の構築、ネットワークを介したオブジェクトの生成や、位置情報の同期方法を学ぶことが可能です。解説とソースコードはgithub上に無償で公開中です。
また、第2章の公開に合わせて、学習内容を使用したVRアプリも公開されています。このアプリでは、同一VR空間上に複数人でログインし、アバターを用いた集合写真を撮影することが可能。また、撮影した写真をSlackチャンネルに転送することもできます。
同社は、2017年2月にVR Studiesの第1章を無料で公開。こちらは、HTC ViveとUnityを組み合わせた、VRプログラミングの基礎を学ぶためのサンプルプログラムとなっています。
VR Studies 第2章 内容詳細・動作環境
VR Studiesの第2章は、VR×ネットワークをテーマにした講義内容を用いた 、オンラインVRアプリ開発の基礎を学ぶためのプログラミング教材です。
Unityでのマルチオンラインゲーム開発のスタンダードとなっているPhotonEngineを使用し、複数クライアント間における同一空間の共有方法と、リアルタイムデータ同期の実装方法を解説しています。
また、第2章で作成するアプリケーションの動作確認には、Unity5.6以上、Google Cardboard 対応のスマートフォン端末及びGoogle Cardboard対応のVRゴーグルが必要となります。
※Unity自体の使い方については、この教材には含まれておりません。
(参考)
・https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000074.000004930.html