「気になるVRゲームニュースまとめ」では、一週間の内に報じられたVRゲーム関連ニュースの中から気になる新作、アップデート情報などをまとめてお届けします。今回は5月21日～5月27日の関連ニュースが対象です。
目次
1. ATARI社と公式コラボしたシリーズ最新作「Pixel Ripped 1978」の発売日が6月16日に決定
2. ゾンビのお客さま方にグロい料理を提供していくVRゲーム「Horror Bar VR」Quest版が発売
3. VRカードゲーム「Cards & Tankards」正式版が配信開始 価格は引き続き無料
4. 神様になってお箸で悩みごと解決に挑むVRシミュレーション「Tiny Island」製品版発売
5. VRサバイバルホラー「Organ Quarter」Quest版が販売開始
ATARI社と公式コラボしたシリーズ最新作「Pixel Ripped 1978」の発売日が6月16日に決定
VRアドベンチャーゲーム「Pixel Ripped」シリーズ最新作、「Pixel Ripped 1978」の発売日が6月16日になることが発表されました。3月の開発者向けゲームイベント「GDC 2023」での報道通り、プラットフォームはPC（Steam）、Meta Quesst 2（Quest Pro）、PlayStation VR2（PSVR2）。Steamストアページの情報によれば、日本語には未対応とのことです。
「Pixel Ripped」シリーズは、現実とゲームの2つの世界の次元調和を乱そうと目論む邪悪な敵「CYBLIN LOAD」と、ゲーム世界のヒーロー「DOT」の戦いを描いたVRアドベンチャーゲーム。2018年に第1作「Pixel Ripped 1989」、2020年に続編「Pixel Ripped 1995」がPC（Steam）、Meta Quest、PlayStation VR（PSVR）向けに発売されました。いずれもVR空間内で、作中の時代設定を反映したゲームを遊び、それを邪魔しようとする現実世界側の脅威（教師、母親など）を潜り抜けていくプレイスタイルを売りとしています。
シリーズ第3弾となる「Pixel Ripped 1978」は、アメリカの歴史あるゲーム会社ATARI（アタリ）社との公式コラボレーション作品として登場。過去2作では架空とされていたゲームがすべてATARI社から当時発売された実在のゲームになり、実際に遊べるようになっています。また1978年当時、カリフォルニア州に実在したATARI本社が散策できるイベントも用意されているようです。
（参考）UploadVR、Steam
ゾンビのお客さま方にグロい料理を提供するVRゲーム「Horror Bar VR」Quest版が発売
2021年にPC（Steam）などで販売されたVRゲーム「Horror Bar VR」のMeta Quest 2（Quest Pro）版が5月26日より、販売開始となりました。価格は税込2,208円。日本語に対応しています。
「Horror Bar VR」は続々と来店してくるゾンビのお客さま方に様々な料理やドリンクを提供していく、VR”ゾンビバー”シミュレーションゲーム。基本はお店の販売員などになって、様々な仕事に取り組んでいくという、VRゲームではお馴染みのオペレーション系ゲームですが、最大の特徴は相手にする客がゾンビであること。そのため、提供する料理は心臓や脳味噌を使ったハンバーガー、フライドポテトならぬフライドフィンガー（指）、凍った眼球を入れたドリンクなど、思わず目をそむけたくなるグロテスクなもの中心になっています。
また、バーのキッチンには時折、泥棒が侵入することも。そのために奥に隠された凶器を取り出し、問答無用で叩きのめすというバイオレンスな対処が必要になるのも特徴のひとつになっています。ほかにゲームモードも自由気ままに己の限界に挑む「フリー」のほか、33の多彩なレベルに挑戦する「キャンペーン」など、個性的なものが収録されています。
ソフトウェア概要
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タイトル |
HORROR BAR VR |
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発売・開発元 |
VR Factory Games |
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プレイ人数 |
1人 |
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価格（税込） |
2,208円 |
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ストアページ |
（参考）UploadVR
VRカードゲーム「Cards & Tankards」正式版が配信開始 価格は引き続き無料
2021年よりSteamで早期アクセス版が配信中のVR対応ゲーム「Cards & Tankards」の正式版が5月25日より配信開始となりました。また、Meta Quest 2（Quest Pro）版の配信も開始されています。価格はどちらも無料です。
「Cards & Tankards」はファンタジー世界の酒場を舞台にしたVRカードバトルゲーム。プレイヤーは酒場にやってきた冒険者のひとりになり、他の冒険者との1対1の勝負に挑みます。ターン制によるゲームの進行、カードからクリーチャーを召喚して相手クリーチャーとの戦闘を繰り広げるなど、システム周りは「マジック・ザ・ギャザリング」をオマージュ。また、テンポよく手軽に遊べることを第一とする、「ハースストーン」の影響が現れたゲームデザインも図られています。
2021年の配信開始当初、カード総数は80枚でしたが、その後のアップデートで160枚に増加。さらに観戦、非VRプレイヤー同士との対戦といった機能も追加され、カードゲームが初めてな人にも入りやすい作りへと進歩しています。もちろん、Quest版のプレイヤー同士とのクロスプレイにも対応。非VRのプレイヤーでも同様に楽しめるとのことです。
ソフトウェア概要
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タイトル |
Cards & Tankards |
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発売・開発元 |
Divergent Realities |
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プレイ人数 |
1人（※オンライン時：2人） |
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価格（税込） |
無料 |
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ストアページ |
・Steam |
（参考）UploadVR、Steam、Meta Quest Store
神様になってお箸で悩みごと解決に挑むVRシミュレーション「Tiny Island」製品版発売
新作VRゲーム「Tiny Island」が5月25日より、Steamで販売開始となりました。価格は税込580円。6月1日午前2時頃までは発売記念セールとして、10％割引の税込522円で販売されます。
「Tiny Island」は小さくてカワイイ住民たちが暮らす島が舞台のVRシミュレーションゲーム。プレイヤーは島を見守る神様になり、住民たちの抱える悩みごとの解決に取り組んでいきます。住民や建物などをお箸で直接つまみ、目的地へと移動させたりする独特な操作スタイルが大きな特徴。悩みごと改め「クエスト」も岩を重ねて塔を作ったり、パズルを解いたりなどバリエーションが豊富。可愛さを全面的に出した中華風の世界観、穏やかな音楽も見所です。
なお、本作は当初、日本語を含む11の言語への対応が告知されていましたが、製品版は英語のみとなっています。今後、対応言語の追加を図るアップデートが予定されているのか否かは本稿執筆時点で不明です。
ソフトウェア概要
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タイトル |
Tiny Island |
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発売・開発元 |
Geeky House |
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プレイ人数 |
1人 |
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価格（税込） |
580円 |
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ストアページ |
（参考）Steam
VRサバイバルホラー「Organ Quarter」Quest版が販売開始
VRサバイバルホラー「Organ Quarter」のMeta Quest 2（Quest Pro）版が5月26日より、販売開始となりました。「App Lab」経由での販売となります。価格は2,490円。
「Organ Quarter」は悪夢と化した街を舞台に、様々な道具を駆使して謎を暴きつつ、生き延びることを目指すVRサバイバルホラーゲーム。1990年代に発売され、話題を呼んだサバイバルホラーゲームのオマージュが豊富に盛り込まれた内容を特徴としています。
開発はアメリカ・シアトルのゲームスタジオ「Outer Brain Studios」で、2017年10月にSteamでPCVR版が発売。VRを活かした没入度の高さと、身がすくんでしまうほどの圧倒的な恐怖体験で好評を博しました。
日本語版の販売とローカライズは「オノゴロ物語 ～The Tale of Onogoro～」などのVRゲームを代表作とするAMATA Gamesが担当。また、5月8日からはPlayStation VR2（PSVR2）版も発売中。HMD振動を始め、PSVR2特有の機能へと対応した作りを売りとしています。
ソフトウェア概要
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タイトル |
Organ Quarter |
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発売・開発元 |
AMATA Games、Outer Brain Studios |
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プレイ人数 |
1人 |
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価格（税込） |
2,490円 |
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ストアページ |
（参考）AMATA Games（NEWS）、Meta Quest Store（App Lab）
