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活用事例 2017.01.22

『椅子ドンVR』のボルテージ、VR特化の子会社を設立

1月19日、株式会社ボルテージは、同日開催の取締役会にて、VR特化の新たな戦略子会社として「株式会社ボルテージVR」の設立を決議したことを明らかにしました。最近の同社グループを取り巻く事業環境の変化を受けて、中期戦略の一環として、子会社を設立したとのことです。設立予定日は2月1日です。

子会社設立の目的とは?

株式会社ボルテージは、企業理念「アート&ビジネス」のもと、ユーザーの心を打つ「恋愛と戦いのドラマ」をテーマとしたコンテンツづくりを追求してきました。中期戦略として、「若手リーダー層の育成」「新しい事業モデルを生む仕組みづくり」「育て、収益化する仕組みづくり」に取り組んでいくことを表明しています。

新たに設立した子会社では、VR・AR・AI技術を用いたコンテンツづくりを行うことで、既存ユーザーへのコンテンツバリエーションの拡大と、新たな顧客層の獲得を図りる、とのことです。

これまでのボルテージの取り組み

2015年までは、TGSにて「壁ドン」などをリアルに体験できるブースを提供していたボルテージでしたが、昨年のTGS2016では女性向けに『椅子ドンVR』を展示し、話題となりました。VR空間でイケメンと甘いひとときを過ごせるコンテンツでした。

ボルテージの執行役員で、VRを担当している玉井謙介氏は、昨年、東京ゲームショウにて『椅子ドンVR』に関して、「市場的にも(VR)元年ということでどこかで試したかっ[a]た」と試行的な取り組みであったことを明らかにしつつ、今後の展開に関するMogura VRのインタビューに対して、「具体的には決まっていないが今回のやったデモをベースに色々と模索していきたい[b]」と答えていました。

昨年のTGSではVRコンテンツの開発に興味を持っていたボルテージでしたが、VRに特化した子会社を設立したことで、今後どのように事業を展開していくのか気になるところです。

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(参考)
http://www.voltage.co.jp/


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