AppleのCEOであるティム・クック氏は、最新の決算発表にて、空間コンピュータ向けOS「visionOS」への強い注力を続けていると述べました。
Apple Vision Proは約60万円で販売されている空間コンピュータです。高精細な4KマイクロOLEDディスプレイを採用しています。ディスプレイ等各部品は高価かつ供給が限られており、製品は当初から技術に関心の高いアーリーアダプター層を主な対象としています。
このような経緯からティム・クック氏は以前より、Apple Vision Proはマスマーケット向け製品ではないことを明らかにしてきました。最新の2025年度第3四半期の決算発表においても、以下のように発言しました。
私は「visionOS 26」に関するチームからの発表に非常に興奮しました。
多くの新機能が含まれており、たとえばユーザーが自分のデジタル空間をカスタマイズできるようにする空間ウィジェットがあります。ペルソナは大きく進化し、ずっと本物らしくなりました。当然、企業向けの新しいAPIもそのひとつです。
カレン氏が冒頭の挨拶で話したように、私たちはそれらが航空訓練のグローバルリーダーであるCAE社や他の顧客にまで広がって共感を得ているのを目にしています。
ですから、私たちは引き続き「visionOS」に非常に注力しています。そのロードマップについて立ち入って話すつもりはありませんが、これは私たちが本当に信じている分野なのです。
2024年2月のVision Pro発売後、visionOSは段階的な機能拡張が続いています。初の大型アップデート「visionOS 1.1」では、人物を立体的に再現するアバター「ペルソナ」が2D表示から3D空間対応へ拡張されました。2024年9月公開の「visionOS 2」では、手の動きでメニューを開く操作や、通常の写真を立体的な「空間写真」に変換する機能が追加され、手の動き認識やシーン理解も改善。
「visionOS 2.2」では、仮想ディスプレイの表示幅を広げるワイド・ウルトラワイドモードに対応し、Macの音声出力をVision Proへ直接送れるようになりました。最新の「visionOS 2.4」では、生成AI機能「Apple Intelligence」が加わり、iPhoneからアプリを遠隔インストールできる専用アプリが提供されています。
2025年秋には、最大規模の更新となる「visionOS 26」の一般提供が予定されています。新バージョンでは、PlayStation VR2 Senseコントローラーに対応します。アバター「ペルソナ」の表現力が向上し、バーチャル空間上に自由に配置できるウィジェットでデジタル環境のカスタマイズが可能になります。
90Hzで動作する高精度な手の動き認識、立体的なシーン表現、Safariでの空間ブラウジング、180度や360度動画の標準再生にも対応します。さらに、企業向けAPIが追加され、複数人でのデバイス共有が容易になります。
(参考)UploadVR
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