VRヘッドセットからPCを操作できるアプリ「Virtual Desktop」に大型アップデート(v1.18)が導入。データ転送の遅延(レイテンシー)の改善やオーバーレイ機能など、様々な新要素や向上が実装されました。
「Virtual Desktop」は、いわゆる「リモートデスクトップ」のような形で、VRヘッドセットからPCを操作することができるアプリ。2016年にSteam版が配信開始、その後Oculus Go版やOculus Quest版なども配信されています。
開発者Godin氏の説明によれば、以下の要素が実装されたとのこと。
・モダンなアパートのバーチャル環境が実装。
・“ストリーミング”のタブに、パフォーマンス・オーバーレイ(フレームレートやレイテンシーを表示)オプションを実装。
・デフォルトにリセットするボタンを“ストリーミング”のタブに実装。
・「Oculus Quest 2」など、一体型VRヘッドセットにVRゲームをストリーミングしている際のレイテンシを改善(約10ms削減)
・表示されるVRレイテンシーがより正確に。またトータルの“motion-to-photon”レイテンシーを表するように変更。
・「Virtual Desktop」のマイクは今後、接続が切断された際に、オフになりません。
・「Stormland」「The Climb」「Star Wars: Squadrons (Steam)」「Hellblade」「 Rez Infinite」「Bigscreen (Steam)」「Pulsar Lost Colony」「Propagation VR」との互換性(compatibility)を修正。
Virtual Desktop Update 1.18 – 3 new environments, improved VR latency, new performance overlay in VR games, fix for Stormland, The Climb and more! from r/OculusQuest
(Godin氏が「Reddit」に投稿した“アプデ告知映像)
(参考)UploadVR