「Virtual Desktop」のOculus Quest向けパッチファイルが、サイドローディングアプリ「SideQuest」で、20万のユニークダウンロードを達成しました。
VRヘッドセットからPCを操作できる「Virtual Desktop」は、Oculusの公式ストアで配信中となっています。多くの機能はPC向けバージョンと同様ですが、PCVR(SteamVR)コンテンツへの対応機能がフェイスブックからの要請によって削除されています。
今回20万ダウンロードを達成したのは、削除を要請された“PCVR対応機能”を復活させるためのパッチファイル。Quest版「Virtual Desktop」を購入後、「SideQuest」から同ファイルを同ヘッドセットにダウンロードすることで導入できます。「Oculus Link」とは異なり、ワイヤレス状態でPC向けコンテンツを楽しむことができます。
I'm sure it's frustrating, at OC6 and recently at Facebook Connect it was pretty clear you have an appreciation for what @VRDesktop has done, and rightly so because it's pretty amazing.
VD just passed 200k unique downloads on SQ. First app to do it too. 👏👏👏
— SideQuest 🎊 🥳 🎉 (@SideQuestVR) October 3, 2020
2020年10月現在、Oculus Questの販売台数は公開されていません。しかし20万人がパッチファイルをダウンロードされたという事実は「ワイヤレスでPC向けコンテンツをプレイしたい」という需要が、同ヘッドセットユーザーの間でかなり存在することを示唆していると言えるでしょう。
90Hzモードは一旦削除
Quest版「Virtual Desktop」は、2020年10月13日に発売される「Oculus Quest 2」にも対応します。他方、以前報じられた、90Hz(リフレッシュレート)に対応する機能は一時的に削除されました。開発者によれば、「Oculus Quest 2」リリース直後は使えないものの、フェイスブック側のOSアップデートで再度利用可能になる予定とのことです。
PSA: Just got word from Oculus that 90fps will be disabled in apps on Quest 2 at launch but it will get re-enabled in a future OS update.
— Guy Godin (@VRDesktop) September 29, 2020
(参考)UploadVR