VRFPSゲーム「Arizona Sunshine」シリーズや、「Metro Awakening」で知られる制作スタジオのVertigo Gamesが、VRコンテンツ配信プラットフォーム「SpringboardVR」を売却することを発表しました。売却先は体験施設向けVR管理ソフトウェアの大手プロバイダーであるSynthesisVRです。
Vertigo Gamesは、オランダを拠点とするVRゲーム開発・パブリッシングスタジオです。2024年にリリースした「Metro Awakening」は、放射線で汚染されたモスクワの地下鉄を舞台にしたVR専用タイトルで、シリーズの生みの親であるドミトリー・グルホフスキー氏が書き下ろした新作ストーリーを収録しています。同タイトルは「2024 Steamアワード VRゲームオブザイヤー」を受賞しています。その他にも「Arizona Sunshine Remake」(2024年)や「Arizona Sunshine 2」(2023年)など、多数のVRタイトルを手がけています。
同スタジオは、VR体験施設向けコンテンツ配信プラットフォームの提供企業SpringboardVRを2021年に買収していました。今回、SynthesisVR社に「SpringboardVR」事業を2025年2月1日付で売却。売却金額は非公開となっています。
SynthesisVRは体験施設向けVR管理ソフトウェアの大手プロバイダーです。同社は当面、自社が保有する既存のプラットフォーム「SynthesisVR」と、買収後の「SpringboardVR」を独立させて運営を継続する方針ですが、将来的には統合を目指すとしています。
(参考)Road to VR
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