Home » メタバースサービスのUrthが追加調達で累計1億円突破 「metatell」を運営


投資 2025.04.16

メタバースサービスのUrthが追加調達で累計1億円突破 「metatell」を運営

メタバースサービス「metatell(メタテル)」を運営する株式会社Urthが、追加の資金調達を実施し、累計調達額が1億円を突破したことを発表しました。同社は2024年10月のシードラウンドに続き、シードラウンド2ndクローズで3,100万円を調達。調達資金は、国内メタバース市場拡大とアジア市場の開拓に活用される予定です。

今回の資金調達は、株式会社コロプラネクスト、スペースシードホールディングス株式会社、合同会社NYKY、投資家1名を引受先とする第三者割当増資と、株式会社日本政策金融公庫からの融資によって行われました。これにより、累計の資金調達額は約1億600万円に達しています。

株式会社Urthは、「すべての個人が輝く社会をつくる」というミッションを掲げ、2020年1月に設立しました。代表取締役の田中大貴氏は元建築家であり、約32万人とされる国内建築士のリソースをメタバース領域で活かすことを目指しています。

同社が運営する「metatell」は、企業の課題解決に適したメタバースサービスです。本サービスの特徴は、「Webブラウザからどのデバイスでも入室可能であること」「建築デザイナーが設計した3D空間であること」「管理画面システムによる自由なカスタマイズが可能であること」「定量的な分析が可能であること」が挙げられます。

アジア市場を視野に入れた今後の展開

同社は、前回の資金調達から約半年の間に「Urthは技術面での優位性を確立し、メタバース市場におけるシェアや売上・利益に反映できる状況となった」と明らかにしています。

同社CEOである田中氏は「今後、さらに国内市場でメタバースの有効活用を促進しつつ、アジア最大のブラウザ型メタバースシステムの提供企業を目指してまいります」とコメント。今回の資金調達を通じて市場シェアの拡大と売上・利益の向上を目指し、国内メタバース市場のさらなる拡大とアジア市場の開拓、採用強化を進める方針です。

(参考)プレスリリース


VR/AR/VTuber専門メディア「Mogura」が今注目するキーワード