10月6日、UnityはNVIDIAとのOpenUSDに関する協業を発表しました。あわせて、製造やロボティクス、シミュレーション分野の産業チームに向けたパッケージ「Unity USD Toolkit」を公開しています。
Unity USD Toolkitは、3Dのシーン情報を扱う形式であるUSD(Universal Scene Description)のファイルを読み書きするツールです。処理にはPixarのOpenUSD 26.05ライブラリを使います。Unityエディタに加え、ビルドしたアプリの実行中にも動作します。NVIDIA Isaac SimやOmniverseと同じファイルを中間形式なしで扱えるため、Unityで作ったシーンをIsaac Simで開き、変更をUnityへ戻す往復にも対応しています。
主な機能は、実行中のアプリからのエクスポートと、フレームを止めずに進むインポートです。エクスポートではマテリアルに加え、PNG形式のテクスチャも出力できます。インポート前には、メッシュ数やポリゴン数を確かめられます。入手元を問わずファイルを安全に開くため、テクスチャの参照先を限定したり、画像サイズに上限を設けたりする機能も備えています。
プロトタイプ版の「USD Live Sync」もサンプルとして同梱されています。Omniverse Kitの拡張機能を介して、UnityエディタとIsaac Sim 6.0.1の間でオブジェクトの位置や回転を双方向に同期するものです。Unityで動かしたキューブがIsaac Simでも動き、Isaac Simの物理演算による動きもUnityへ反映されます。同期は1台のPC上に限られ、Isaac Simは別途NVIDIAから入手する必要があります。
パッケージは実験的な位置づけで、本番環境での利用はサポート対象外です。動作環境はUnity 6.4以降、Windows x64、macOS。スキンメッシュやアニメーション、物理演算には現時点で対応していません。提供はGitHub上で行われています。
Unity USD Toolkit 概要
| 名称 | Unity USD Toolkit(com.unity.usd-toolkit) |
| 提供 | Unity Technologies |
| 発表日 | 2026年10月6日 |
| 対応Unity | Unity 6.4以降 |
| 対応OS | Windows x64(Windows 10 21H1以降)、macOS 12.0以降 |
| 対応形式 | .usd、.usda、.usdc、.usdz |
| OpenUSDバージョン | 26.05 |
| ステータス | 実験的(本番利用はサポート対象外) |
| ライセンス | Unity Companion License |
| 入手先 | https://github.com/Unity-Technologies/com.unity.usd-toolkit |
参考
https://x.com/unity/status/2107398928735809788
https://github.com/Unity-Technologies/com.unity.usd-toolkit

