施設型VR体験を展開するThe VOIDは、アジア進出計画についての詳細を2018年9月7日に発表しました。これまでは欧米を中心に展開してきましたが、今後はアジアへの進出を本格化する模様です。
同社は、ルーカスフィルム傘下のILMxLABと提携し「スター・ウォーズ」をテーマとする「Star Wars: Secrets of the Empire」などのVRアトラクションを体験できるVRアミューズメントパークを展開しています。すでに提供が開始されているアメリカやイギリスでの経験をもとに、世界規模な拡大への勢いが強まっており、アジア展開についても期待が高まっていました。
マレーシアのリゾート施設内でオープン予定
「Star Wars: Secrets of the Empire」のアジア初オープンが予定されているのは、マレーシアのゲンティンハイランド内にあるリゾート ワールド ゲンティン(Resorts World Genting)です。リゾート内にはレストランやアウトレットショップ、屋内外のテーマパークで遊べるアトラクションを備えており、約2,500万人の利用者が楽しめる巨大施設となっています。
The VOIDのChairmanであるCraig Watson氏は、今回の発表で以下のように述べています。
The VOIDは、実現不可能なリアルさを作り上げて、まったく新しい別世界の現実体験を提供することで、ロケーションベースのエンターテイメント施設を次のレベルへと引き上げていきます。「Star Wars: Secrets of the Empire」では、ストーリやキャラクター、舞台により近づくことができるよう、利用者が実際に聞いたり感じたりする他、匂いを嗅ぐことさえもできます
スター・ウォーズの世界を体験できるStar Wars: Secrets of the Empireとは
今回、マレーシアでの提供開始が発表された「Star Wars: Secrets of the Empire」では、スター・ウォーズの宇宙世界でのストーリーを楽しむことができます。体験者は4人一組のチームとなり、反乱軍の指示の下、溶岩の惑星「ムスタファー」へと旅をして帝国軍の施設の中へと進入を試みます。ミッションを遂行する間、体験者はスター・ウォーズの有名なキャラクター達と出会い、ストームトルーパーを倒しながら、チームで協力してミッション完了を目指します。
WebメディアのVRFocusでは、ロンドンで本アトラクションが提供が開始されたときの体験を次のようにコメントしています。
Star Wars: Secrets of the Empire」は、極上なVR体験をさりげなく取り入れていて、通常のVR体験を経験したことがない人にとっては、確実に驚異的な体験となるでしょう。セッションが終了した他のグループの人たちはとても楽しんだ表情をしていました。
「Star Wars: Secrets of the Empire」がマレーシアで提供が開始される詳細の日時は未だ明らかにされていませんが、2018年後半にオープン予定です。
(参考) VRFocus
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