VRアドベンチャーゲーム「Pixel Ripped」シリーズで知られるブラジルのゲームスタジオ、ARVORE Immersive Experiences制作のVR映像作品「The Line」の日本語対応アップデートが実施されました。実施されたのはOculus Rift(Rift S)版で、ストアページも日本語化。タイトルも邦題「ザ・ライン」へと改められています。
※2020/11/12 14:45追記
Oculus Quest(Oculus Quest2)版にも日本語対応アップデートが実施されました。ストアページ、作品名も日本語化されています。ストアページはこちら。
「ザ・ライン」は、15~20分構成のインタラクティブなVRアニメーション。2020年5月にOculus Quest版、2ヶ月後の7月にOculus Rift(Rift S)版が発売されました。価格はいずれも税込490円です。
(Oculus Quest版のトレイラー)
1940年代のブラジルのサンパウロを模したミニチュアを舞台に、毎日新聞配達に勤しむ主人公のペトロと、彼が想いを寄せるローザの愛と変化への恐れを題材にした物語が描かれます。ミニチュア周辺を自由に移動できる「ルームスケールモード」、場所などに制限があるユーザーを対象にした「座席モード」の2つを実装。ハンドトラッキング操作にも対応しています。
2019年開催の「第76回ヴェネツィア国際映画祭」では「Best VR Immersive Experience」を受賞。さらに2020年の「第72回エミー賞」では「Outstanding Innovation in Interactive Programming」を受賞しています。ブラジルのスタジオが受賞するのは初で、大きな快挙であると報じられました。
なお、日本語の対応範囲は字幕のみで音声は対象外です。MoguLive編集長すんくぼによる動画レビューはこちら。
(参考)Oculus Store