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業界動向 2019.02.19

米ウォルマート傘下企業がVRスタートアップを設立、「ヒックとドラゴン」VR映像の上映を企画

アメリカの小売大手ウォルマート傘下のインキュベーター(※)Store Nº8が、VR関連業務を行う新たなスタートアップ「Spatial&」を設立しました。Spatial&はウォルマートの顧客への商品紹介用VRコンテンツ開発を行うとのことです。

(※インキュベーター……主にベンチャー企業への包括的なサポートを行う組織・団体)

VRコンテンツスタジオとの提携も締結

Spatial&は、創立と同時に映画制作スタジオであるDreamWorks Animationと提携を結びました。この提携により、アメリカ国内のウォルマートの計16店舗で、DreamWorks Animationの新VRコンテンツ「How to Train Your Dragon: The Hidden World Virtual Tour」が上映されます。上映場所は、指定店舗の駐車場です。

「How to Train Your Dragon: The Hidden World Virtual Tour」は、2010年に第1作が公開された映画「ヒックとドラゴン」シリーズの第3作「How to Train Your Dragon: The Hidden World」から派生したVRコンテンツです。本作の体験者は、HP製のバックパック型コンピュータで動作するモーションチェアVoyageに座り、VRヘッドセットを装着して本作を体験します。上映時間は約5分です。

TechCrunchによると「How to Train Your Dragon: The Hidden World Virtual Tour」では、“ハンドトラッキングや、Voyageの6DoFのトラッキング機能を活用した、複合感覚的なVR体験が楽しめる”とのこと。

(※6DoF:向きと位置を認識する。VRで現実と同じように前後左右上下に自由に動かすことが可能)

「How to Train Your Dragon: The Hidden World Virtual Tour」の上映場所には、ギフトショップが併設される予定です。本作を体験し終わった体験者たちは同店に誘導され、そこでフィギュアやシリーズのDVDなど、各種グッズを購入出来ます。

関係者のコメント

今回の「How to Train Your Dragon: The Hidden World Virtual Tour」上映について、DreamWorks AnimationのCOO、Abhijay Prakash氏は以下のようにコメントしています。

我々は「ヒックとドラゴン」シリーズのクオリティと成長について、非常に高い目標を掲げてきました。我々のパートナーとなったSpatial&は(我々の)事前の予想を遥かに超える技量を持って、プロジェクトに取り組んでくれています。

(参考)TechCrunch


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