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ゲーム・アプリ 2021.06.16

「SteamVR」がバージョン1.17にアップデート。視野角変更やコントローラーへのウィンドウ固定が正式実装

2021年6月3日、SteamのVRプラットフォーム「SteamVR」が“正式”アップデートされました(バージョン1.17)。今回の更新で、ベータ版に先行導入されていた「ハンドコントローラーにウィンドウを貼り付けられる」機能や、「SteamVR」からの視野角(FOV)変更などが正式に利用可能になりました。

「ハンドコントローラーにウィンドウを貼り付けられる」機能は、VR内で各種ウィンドウ(チャット欄やブラウザなど)を、コントローラーに“装着”できるシステム。ベータ版のほか、「OVR Toolkit」「OVRdrop」といった拡張ツールでは既に実装されていましたが、この度、正式に「SteamVR」で使えるようになりました。

FOVを狭めると(描画範囲と引き換えに)演算能力を狭い範囲に集中。よりシャープな画質を実現する、疑似的なフォービエイテッド・レンダリング的な効果が得られます。

また、今回のアップデートでは、ワールドスケールのオーバーライド(Override World Scale)も変更可能に。知覚スケールを変更できるフライトシミュレーターなどで、自身の身長がゲームにフィットしていない(高すぎるor低すぎる)場合、ここから調整を行うことができます。

FOVとワールドスケールのオーバーライドは、「SteamVR」の設定から“動画”を選択し「アプリケーションごとの動画設定」を選ぶことで変更できます。

(参考)UploadVR


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