ValveのVRプラットフォーム「SteamVR」に、ベータ版のアップデート(バージョン1.17.8)が配信。「SteamVR」からの視野角(FOV)の変更や、ワールドスケールのオーバーライドが可能になりました。
「SteamVR」のベータ版アップデートは、Steamのライブラリから同プラットフォームを選択し、“ベータ”欄から「SteamVR Beta Update」を選択することで、利用可能。今回のアップデートで追加された項目は、「SteamVR」の設定から“動画”を選択し「アプリケーションごとの動画設定」を選ぶことで変更できます。
米メディアRoad to VRは、FOVを狭めると(描画範囲と引き換えに)演算能力を狭い範囲に集中させ、よりシャープな画質を実現する、疑似的なフォービエイテッド・レンダリング的な効果が得られると説明しています。
ワールドスケールのオーバーライド(Override World Scale)は、知覚スケールを変更できる項目。フライトシミュレーターなどで、自身の身長がゲームにフィットしていない(高すぎるor低すぎる)場合、ここから調整を行うことができます。Road to VRは、スケールと身長が変わることから、マルチプレイヤー形式のゲームでは、問題が生じる可能性を指摘しています。
(参考)Road to VR
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