2021年5月版のSteamハードウェア利用状況調査が公開されました。VRヘッドセット使用者のSteamユーザーに対する割合はさらに上昇。過去最多の2.31%を記録しました。
ヘッドセット別では、Oculus Quest 2のシェア率がさらに上昇(前月比+1.55%増)し、29.33%に到達。一方Oculus Rift Sのシェア率は4月に続き下落。20.25%から19.17%に減少し、20%を下回りました。HTC系のデバイスやWindows Mixed Reality系ヘッドセットのシェア率も下降が続いています。
フェイスブック製VRヘッドセット(データではOculus Quest 2、Oculus Rift S、Oculus Rift、Oculus Questの4種)の合計シェア率は引き続き約60%(59.8%)という高水準をキープ。HTC製デバイスとWindows Mixed Realiry系は、どちらも約15%程度の合計シェア率となっています。
ハードウェア利用状況調査について
Steamによる月例のハードウェア利用状況調査は、ユーザーへの調査に基づく、ゲームを遊んでいるPCのグラフィックボードなどのハードウェア、またOSなどのソフトウェアに関する統計です。
本調査は、調査月にPCに”接続された”デバイスを示すもの。機器が実際に利用されているのか、またいつ購入したものかは不明です。さらに調査はSteamでの利用に限るもので、任意参加となっています。他プラットフォームの公式ストアにおける利用数は含まれていないため、市場全体のシェア率を直接推定するには不十分なことに注意が必要です。
(参考)UploadVR