新型コロナウイルスの流行は経済に大きな影響を与えています——ライブやコンサートなどの中止により、音楽業界への影響はとりわけ深刻です。このような状況を受け、音楽ストリーミングサービスとして知られるSpotifyは、「バーチャルライブイベント」に関する取り組みを行っているようです。
「バーチャルイベント」の予定ページか?
この情報はエンジニアのJane Manchun Wongさんが発見したもの。下記ツイートに添付された画像からは、韓国の男性アイドルグループ・防弾少年団(BTS)のスケジュール欄に「予定されているバーチャルイベント(Upcoming Virtual Events)」という項目が確認できます。
Spotify is working on Virtual Events
The virtual event shown here is actually 2020 iHeartRadio Music Festival pic.twitter.com/I6BJDqeAnc
— Jane Manchun Wong (@wongmjane) August 25, 2020
海外メディアTechCrunchによれば、表示されているイベントは「2020 iHeartRadio Music Festival」であるとのこと。記事執筆時点(2020年8月27日)では、「バーチャルイベント」の項目は一般向けには表示されていません。
Spotifyは、これまでもライブイベントのチケット予約や販売に携わってきました(日本ではイープラスと提携)。新型コロナウイルスの流行が続き、イベントが世界的に減っている現在、バーチャルライブに手を伸ばすのは自然な流れと言えるでしょう。
様々な企業やプラットフォームがバーチャルイベントに関与し始めた現在、Spotifyの一手がどのような影響を及ぼすことになるのか――今後の流れに注目です。
(参考)TechCrunch