2024年2月12日、ソニーとソニーマーケティングは映像制作の共創拠点「Digital Media Production Center Japan」を開設しました。場所は東京都港区にあるソニーグループ本社内です。米国と英国に続く世界で3カ所目の拠点で、国内外の映画や放送、配信業界のニーズに応えます。次世代の制作手法の知見や成功事例を共有し、クリエイターと対話しながら課題を解決する場として活用されます。
撮影スタジオには最新のシネマカメラを導入。フラッグシップモデルのVENICE 2などが設置され、実際の現場で使われる照明機材や美術セットも備えています。機材の細かな調整を確認しながらテスト撮影が可能です。本番に近い環境を用いて検証することで効率的な撮影を支援します。クリエイターが新たな表現に挑戦するための環境となります。
バーチャルプロダクションステージには専用の機材を設置しました。大型LEDに背景を映して撮影する手法で、高輝度で広色域なCrystal LED VERONAを導入しています。カメラトラッキングシステムや専用ソフトウェアも組み合わせています。制作のワークフローを実機で検証できる環境です。ポータブルカメラを用いたマルチカメラ撮影にも対応しており、機材構成の検証や実機での操作テストが可能です。
3DCG制作やXRに対応するソリューション「XYN」も導入されました。ここでは空間コンテンツ制作の工程を体験できます。モバイルモーションキャプチャーのmocopiも活用。空間再現ディスプレイでの立体視確認も可能となっており、新たな空間表現の可能性を追求する環境を提供します。
施設内には編集や仕上げを行うブースも併設されています。モニターや4K液晶テレビが設置されました。ここでは高度なカラーグレーディングを行うことができます。カラーグレーディングとは映像の色彩を調整して演出する作業です。撮影スタジオと同じ施設内にあるため一貫した検証が可能です。撮影後すぐに仕上げの確認を行うことができます。効率的な制作ワークフローのテスト環境をクリエイターに提供します。

マスタークラス開催の様子(全体)

講義の様子
(講師: 撮影監督のオーレン・ソファー(Oren Soffer)氏)
映像制作の未来を担う人材育成や交流の場としても機能します。イベントスペースでは制作技術のセミナーが開催され、文化庁が主催する教育プログラムの拠点としても活用される予定です。
参考
SONY
Digital Media Production Center Japanホームページ
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