米国のスミソニアン博物館を運営するスミソニアン学術協会は、スペースシャトルを始めとする多くの3Dモデルを公開しています。現在2,000点以上の3Dコンテンツが使用でき、主に教育現場などでの活用が期待されています。
機体の警告ラベルまで詳細に
公開された3DCGの代表例として、スペースシャトルのディスカバリー号(Space Shuttle Discovery)が挙げられます。撮影はレーザースキャナー等を用いて、フォトグラメトリの手法で行われました。タイル1枚1枚のシリアルナンバーや、警告ラベルの文字を読み取れるほど精密なモデリングに成功しています。
ウェブサイトでは、3Dモデルのダウンロードもできます。保存データを用いて、オフラインでの閲覧や3Dプリントが可能です。今後は、機体内部の3Dスキャンも計画していると言います。なおディスカバリーの3Dモデルは、SketchFabのプラットフォームでも公開されています。
2,000点以上の著作権フリーモデル
ディスカバリーの他にも、スミソニアン学術協会は2,000以上の3Dモデルを”Open Access models”と呼ぶライブラリで公開しています。これらはすべて無料かつ著作権フリーです。アブラハム・リンカーンの頭像からクジラの骨格に至るまで、モデルをスライスして見たり、3Dプリンターでの製作に使うことができます。
We just released the Orbiter Space Shuttle OV-103 Discovery from @Smithsonian @3D_Digi_SI through our new massive pipeline supporting unlimited resolution. Here is a comparison with/without:
Regular @Sketchfab: https://t.co/GDG9eJFVRY
Massive @Sketchfab: https://t.co/HIG9ROBfdT pic.twitter.com/Noui7k6s7B— alban denoyel (@albn) March 2, 2020
(参考)Forbes