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外部センサーなしで位置認識 SIEが特許を取得

ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)がVRにおけるインサイドアウトトラッキングの仕組みに関する特許を取得したことが明らかになりました。

Oculusの一体型プロトタイプモデル「Santa Cruz」や、Intelの「Project Alloy」ベースデバイスでの採用からみても、今後登場が予定されている一体型のVRヘッドマウントディスプレイは、インサイドアウトトラッキング方式と呼ばれる外部センサー不要の位置トラッキング機能を組み込むのが主流となりつつあります。

特許の内容

特許の出願自体は2016年12月6日で、Oculusのプロトタイプモデル「Santa Cruz」が発表されてから2ヶ月後のことでした。
本特許では、デバイスが備える慣性計測装置から自らの位置を算出するという機能に加え、内部に備えたカメラで捉えた画像情報から、自らの位置を補正するという機能も含まれるとのことです。特に後者は、昨今のインサイドアウトトラッキング方式のVRヘッドマウントディスプレイの機能と近いものと考えられます。

とはいえ、今年2月に取得された特許は部屋を歩くことの出来るルームスケールVRとの関連を感じさせるような内容でしたが、今回の特許で図中に描かれたデバイスは、PlayStation VitaやPSPと酷似しているように見え、PlayStation VRなどVRヘッドセットとの関連性はいまひとつ明らかではありません。

発明者の1人はMagic Leapへ

興味深い点としては、発明者の一人が別の企業に移ってから、本特許が出願されているところです。

発明者にはGeorge Weising氏とThomas Miller氏が名を連ねており、Weising氏はソニーにて10年以上のキャリアを積み、現在はSIEでエグゼクティブプロデューサーとなっています。その一方でMiller氏は、出願からさかのぼること10ヶ月前の2016年の2月には、旧ソニー・コンピュータエンタテインメントから離れ、以降はARヘッドマウントディスプレイを開発中のMagic Leap社でリードソフトウェアエンジニアに就いています。

特許の取得は直接的に製品に結びつかないことも多いですが、本特許を見た筆者の予測として、たとえば、完全没入型とは異なり、携帯ゲーム機の画面を一種の窓としたようなVR体験が実現可能になるのではないか、と考えられます。あるいは、スマートフォン装着型のヘッドマウントディスプレイのように、携帯ゲーム機を装着するヘッドマウントディスプレイが登場することも考えられます。

(参考)
New Sony Patent Points To Inside-Out Tracking For VR Headsets(英語)
https://uploadvr.com/new-sony-patent-filed-inside-out-vr-tracking/

 

 

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