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PlayStation VR 2019.05.17

次世代プレステ向けか? スマホをコントローラー代わりに、画面越しにARも

株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント(以下、SIE)が、米国特許商標庁に出願した特許が公開されました。スマートフォンをコントローラーとして使い、画面を通してAR効果も楽しめるというものです。

いつでもワイヤレス、手軽にコントローラーを追加

公開された特許は、プレイヤーがスマートフォンやタブレットといったデバイスをゲームのコントローラーとして使うという内容です。特許内の図からは、単にゲームを操作するだけでなく、スマートフォンを通してARの要素を取り入れる考えも見て取れます。

特許本文によれば、「ディスプレイを備えたモバイル機器の位置を、ビデオゲームや他のコンテンツの入力に用いる方法とシステム(に関する特許)です。アバターをモバイル機器に映し、他のユーザーの上に重畳させる仕組もあります。モバイル機器の位置、視点、そして他のユーザーのモバイル機器の位置を用いて、モバイル機器や体に対して、正しいポジションにアバター(や乗り物など)を投影します」ということです。


(モバイル機器の画面を通し、その場にいるかのようにアバターを見ることが可能に?)

これは、プレイヤーがスマホを使い、無線でゲームをコントロールできることも意味していそうです。この特許が現実のものとなれば、従来のコントローラーに充電が必要になった時(そして、無線で遊び続けたいとき)、スマホと交換すれば済みます。あるいはマルチプレイでゲームをする際、簡単にコントローラーを増やせます。

隣のプレイヤーがレースドライバーに

またスマホ画面やカメラを使い、ARを現実に重ねる仕組の具体例も記述されています。レーシングゲーム中に隣の相手プレイヤーにカメラを向けると、画面内でその姿がドライバーに変わる、といったものです。

特許内容の実現性は明らかでありませんが、現実化する場合は次世代PlayStationでの導入となりそうです。一方、PSVRの新型、及び次世代PlayStation(いわゆるPS5)について正式な発表は2019年5月現在行われていません。

Mogura VRでは過去の報道や特許をまとめ、紹介しています。

(参考)Inverse


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