フェイスブック、大作VRゲーム「Asgard’s Wrath」のSanzaru Gamesを買収

フェイスブックは、VRゲーム「Asgard’s Wrath」を手掛けるゲームスタジオ、 Sanzaru Gamesを買収したことを発表しました。 Sanzaru Gamesは2007年に創業したアメリカのゲームスタジオ。VRゲームに注力する前は非VRタイトルの開発も行っています。

「Asgard’s Wrath」は、2019年10月にOculus Rift（Rift S）向けに発売されたVRアクションRPG。神話的な世界観のなかで、重厚なストーリーと激しいアクションを楽しめます。VRゲームとしては非常に大ボリュームの、約30時間のプレイ時間も特長です。

今回の買収によって、 Sanzaru Gamesは今後Oculus Studioに“独立スタジオ”として参加します。2020年2月27日現在、買収の詳細な条件などは公開されていません。Sanzaru Gamesのこれからの業務は明らかになっていませんが、フェイスブックのためにOculus系ヘッドセット独占のVRゲームの開発を行っていくものと思われます。

ゲーム関連の取り組みを強化中

フェイスブックは、2019年中旬からVRゲーム関連の取り組みを強化しています。7月には、大手ゲーム企業Ubisoftとの提携が報じられたほか、11月には人気リズムゲーム「Beat Saber（ビートセイバー）」の開発元Beat Gamesを買収。続く12月にはクラウドゲーミングを手掛けるPlayGigaを買収したことも発表しています。