Robloxは、年次開発者カンファレンスRDCにて、クリエイター向けに様々な発表を行いました。特にクリエイターの収益手段をさらに増やす発表が多くありました。
Shopifyと提携、物理的な商品を売る機能が実装へ
2025年初旬には、クリエイターは自身のバーチャル空間に物理的な商品を購入する仕組みを組み込めるようになります。すでにウォルマートやワーナー・ブラザーズなどのブランドがテストを行っていましたが、全てのクリエイターに機能が開放されます。
合わせて、Robloxは様々なEコマースプラットフォームとの連携を行っていくことを発表しています。その第一弾としてShopifyとの連携を発表しました。Shopifyで販売している商品をRobloxのバーチャル空間で販売することができるようになります。
分配率の高い有料アクセス権
有料のバーチャル空間へのアクセス権を購入する「Paid Access」に新たな課金システムとレベニューシェアが導入されます。「Paid Access」では、ゲーム内通過であるRobuxではなくドルや円などの通貨での課金が可能となり、50%~70%がクリエイター向けの収益として分配されます。分配率はバーチャル空間の価格帯に応じて異なるとのこと。Robloxではプラットフォーム手数料は70%と高い割合であり、クリエイターへの分配は30%というのが通例ですが、「Paid Access」ではクリエイターへの分配率が高くなります。デスクトップ版(PC版)向けに導入され、順次PC版以外のデバイスへも対応されます。
地域別に異なる価格設定が可能に
Robloxでアイテム等を販売する際、全世界で共有の単一価格を設定する必要がありました。今後、国ごとに異なる金額に設定することができるようになります。
新規ユーザーのを取り込みをクリエイターと
Robloxは新たに「クリエーターアフィリエイトプログラム」を試験的に開始することを発表しました。このプログラムに参加したクリエイター、インフルエンサー、開発スタジオが、Robloxに新規ユーザーを集客した場合に報酬が支払われるというもの。クリエイターは、自身のバーチャル空間へのリンクを作成し、そのリンクを用いて登録を行いRobuxの購入があった場合、該当するユーザーが登録後の最初の6カ月間にRobuxを購入して発生した収益の一部がクリエーターに支払われます。
記事執筆時点では、一部のクリエイターへの応募受付を開始しており、2025年には全てのクリエイターによる応募が可能になります。
(参考)YouTube