Robloxはワールド内のアイテム価格を、各地域の経済状況に沿った特定の価格に設定できる「地域別価格設定機能」の導入を発表しました。世界中のユーザーは、自国の購買力に見合った価格でアイテムを購入可能になります。Robloxは機能導入により、クリエーターの収益向上の促進を目指します。
「地域別価格設定機能」では、クリエーターがワールド内で販売するデジタルアイテムの価格を、地域ごとに調整された特定の価格に設定できます。この機能はすでにユーザーに解放されており、選択することで利用可能です。本記事執筆時点ではワールドで販売するアイテムに設定でき、今年の後半にはアバターアイテムや開発者向け製品への拡大も予定されています。
Robloxの下記の参考例を挙げて機能の説明を行っています。なお、Robux(ロバックス)はRobloxで使用できる通貨の名称であり、ユーザーは各国の通貨で課金を行い、Robuxを購入して使用します。
例えば、あるアイテムがアメリカでは1,000Robuxで販売されているとします。
地域別価格設定がなければ、そのアイテムの価格はすべての国で1,000Robuxとなります。地域別価格を有効にすると、クリエーターは画面上に地域の経済状況に応じて自動的に設定された価格が表示された以下のような内容が表示されます。
ブラジルのユーザーに700Robuxとして表示されているアイテムは、インドのユーザーには500Robuxと表示されます。各国のユーザーには、それぞれの国の経済状況を反映した価格が表示されるようになっています。
Robloxが業績上位の一部ワールドで行った初期テストによると、地域別価格設定を使用した場合、課金するユーザーの割合が、メキシコでは約17%、ブラジルでは約26%、フィリピンでは約52%増加したとのことです。
Robloxは2024年に「価格最適化機能」を導入しています。この機能は、AIを活用してユーザーの購買行動を分析し、最適な価格を提案する仕組みです。Robloxによると、価格最適化機能を試した開発者の中央値収益が4%増加したとのこと。同社は地域別価格設定機能との併用により、開発者はより効果的な価格戦略を実施でき、ワールド内収益の改善が見込めるとしています。
(参考)Roblox

