株式会社リコーは、スタンダードクラスの360度カメラ「RICOH THETA SC」を2016年10月28日に発売することを発表しました。 「RICOH THETA(リコー・シータ)」は、2013年にワンショットで360度撮影ができるカメラとして発売されました。2015年には、高画質を望むユーザー、およびビジネス用途での要求に応える形でシリーズ上位機種の「RICOH THETA S」も発売されました。
今回発売する「RICOH THETA SC」は、360度の全天球映像を誰も手軽に楽しめることをコンセプトとした、360度カメラのスタンダードモデルとして開発された製品となります。4色から選べるカラーバリエーションが存在するほか、「RICOH THETA S」と同等のCMOSイメージセンサーや大口径レンズはそのままに、本体の軽量化を実現しているとのこと。
撮影した360度画像は、スマートフォンやタブレットに転送して楽しめるほか、FacebookやYouTubeに直接動画として投稿することも可能です。なお、リコーは10月26日まで、RICOH THETAシリーズで撮影された静止画または動画のコンテストも開催しています。 詳細な製品スペックなどは下記のとおりです。
製品スペック
撮影距離 |
約10cm~∞(レンズ先端より) |
撮影モード |
静止画:オート、シャッター優先、ISO優先※5、マニュアル 動画:オート |
露出制御モード |
プログラムAE、シャッター速度優先AE、ISO感度優先AE、マニュアル露出 |
露出補正 |
静止画:マニュアル補正(-2.0~+2.0EV 1/3EVステップ) |
ISO感度(標準出力感度) |
静止画:ISO100~1600 動画:ISO100~1600 |
ホワイトバランスモード |
静止画:オート、屋外、日陰、曇天、白熱灯1、白熱灯2、昼光色蛍光灯、昼白色蛍光灯、白色蛍光灯、電球色蛍光灯 動画:オート |
シャッタースピード |
静止画:(マニュアルモード以外)1/8000秒~1/8秒、(マニュアルモード)1/8000秒~60秒、 動画:(L)1/8000秒~1/30秒、(M)1/8000秒~1/15秒 |
記録媒体 |
内蔵メモリー:約8GB |
記録可能枚数、時間 |
静止画:(L)約1600枚、(M)9000枚 動画(1回の記録時間):最大5分 動画(合計記録時間):(L)約63分、(M)約171分 |
電源 |
リチウムイオンバッテリー(内蔵) |
電池寿命 |
約260枚 |
画像ファイル形式 |
静止画:JPEG(Exif Ver2.3) DCF2.0準拠 動画:MP4(映像:MPEG-4 AVC/H.264、音声:AAC) |
外部インターフェース |
Micro USB端子:USB2.0 |
リモートレリーズ |
CA-3に対応 |
外形・寸法 |
45.2 mm(幅)× 130.6 mm(高さ)× 22.9 mm(17.9 mm)(奥行き) |
質量 |
約102g |
レンズ構成 |
6群7枚 |
レンズ_F値 |
F2.0 |
撮像素子_サイズ |
1/2.3 CMOS |
有効画素数 |
約1200万画素 |
出力画素数 |
約1400万画素相当 |
静止画解像度 |
L:5376×2688、M:2048×1024 |
動画解像度/フレームレート/ビットレート |
L:1920×1080/30fps/16Mbps M:1280×720/15fps/6Mbps |
無線_通信プロトコル |
HTTP (Open Spherical Camera API対応) |
使用温度範囲 |
0℃~40℃ |
使用湿度範囲 |
90%以下 |
保存温度範囲 |
-20℃~60℃ |
同梱物 |
ソフトケース、USBケーブル |
(参考) ワンショットで全天球イメージを撮影できる360°カメラ 「RICOH THETA SC」を新発売 4色のカラーバリエーションから選べる、360°映像を手軽に楽しめるスタンダードモデル http://jp.ricoh.com/release/2016/1013_1.html?_ga=1.173394720.2046784328.1476327618