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活用事例 2015.05.25

VRでの広告とは?米Retinad、VR内の広告表示・解析システムの開発に50万ドルの資金調達

外を歩いていても、ウェブサイトを見ていても、広告は今やどこにでもある存在です。スマホのアプリに広告があることも今では当たり前になりました。VR内にも広告を表示しようという取り組みが始まりつつあります。

VR内の広告表示やアクセス解析機能システムを早期に実現しようと、Retinadは500,000ドル(約6000万円)近い投資を得て、新規事業を初めました。邪魔にならないように工夫された広告や使いやすい解析機能で、開発者や広告主にアピールしたいとしています。

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※VRコンテンツ本編が始まる前に、他のVRゲームが広告として表示されています。スキップするか、「いいね」をするか、詳細を見るか選ぶには、目で照準を合わせる事により可能です。

Retinadでは、VRゲームをユーザーが始める段階でバックグラウンドでコンテンツをロードしている場面で広告を表示できるように調整をしています。これにより、360°視野の動画や写真で広告を表示する事ができます。ユーザーとコンテンツの間にバナーをいれるような不自然な表示方法ではありません。

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開発者の観点から、同社の広告と分析システムは簡単なUnityのプラグインで操作できるようになっています。そのため、広告で収益化を開始するために、設定などに手を煩わせる必要はありません。Google AdSenseのような仕組みになるようです。

Retinadが提供するサービスで最も魅力的な特徴のひとつが、ユーザーの注意がどこに向いているか、広告主が把握できるアナリティックヒートマップです。これは、広告主にとって有効なフィードバックであると同時に、ゲーム開発者やコンテンツ制作者にとっても役に立つものになります。
Retinadは現在、クローズドβを行っており、関心がある場合は直接連絡をほしいと呼びかけています。


(参考)
Retinad’s Promising VR Ad and Analytics System is Now Backed with a $500,000 Investment
http://www.roadtovr.com/retinads-promising-vr-ad-and-analytics-system-is-now-backed-with-a-500000-investment/


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