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話題 2021.11.13

“アクティブな”VRユーザーは約500万人か?人気VRゲームスタジオの予測

スウェーデンのVRゲームスタジオResolution Gamesが、現在のVR“アクティブ”ユーザーの総数を、500万人と見積もっていることが明らかになりました。

Resolution Gamesは2015年に設立。「Bait!」や「Wonderglade」「Solitaire Jester」など多数のVRゲームを開発しており、最近は、TRPGをモチーフにしたヒット作「Demeo」や1対1形式の決闘ゲーム「Blaston」、マルチプレイヤー料理ゲーム「クックアウト」など、複数のオリジナルタイトルを手掛けています。

500万人という人数は、カリフォルニア州で行われたXRイベント「AWE」で、同社のCEO、Tommy Palm氏がコメントしたものです。

Palm氏の発言(抜粋)

今現在、マルチプレイヤー体験に十分なほど広がったと思っています。(我々の)ゲームに絞った話ではなく、マーケット全体で、500万人のVRユーザーを抱えているのです。

同氏によれば、この数字は各プラットフォームを合計した数字であるとのこと。現時点では、Palm氏がどのようなデータを基にして今回の発言を行ったのかは不明です。Resolution Gamesの広報担当者は、「複数のプラットフォームから得た情報に基づいた、大まかなアクティブユーザーの概算」と説明しています。

メタ(旧フェイスブック)を筆頭に、多くの企業は自社製VRヘッドセットの具体的な出荷台数を公表していません。これまで明らかになった数字としては、PlayStation VRが2020年初に全世界で500万台、Oculus Quest 2が2021年7月のリコール情報により北米で400万台売れていることなどがあります。よって“実際の状況”は依然として不透明です。ただ、Resolution Gamesはこれまでに多くのVRゲームを様々なプラットフォーム向けにリリースしてきまし。Palm氏のコメントも、根拠があっての発言と思われます。

(参考)Road to VR

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