バーチャル空間でさまざまなゲームやコンテンツを楽しめるプラットフォーム「Rec Room」が、2026年6月1日正午(太平洋時間)をもってサービスを終了します。3月30日に公式ブログで発表されました。
すでに段階的な対応が始まっています。現時点で新規アカウントの作成、フレンド追加、RR+(有料メンバーシップ)への新規登録が停止されました。5月1日以降はトークンの購入とギフトカードの使用が不可となります。5月18日以降はクリエイターへのトークン付与も終了し、6月1日をもってログインを含むサービス全体が利用できなくなります。
課金に関しては、現在RR+に加入中のユーザーは6月1日まで自動延長されます。ただし、月額の自動更新は手動でのキャンセルが推奨されています。3か月・6か月・12か月プランの加入者には、未使用分の返金が自動で行われます。ギフトカードの残高は4月30日まで使用可能で、5月1日から6月15日の間は払い戻し申請に対応します。
データのダウンロードにも対応しています。プレイヤーは撮影した写真とアバターの記念データを保存できます。クリエイターはルームや制作物のデータをSteam PC版からダウンロードできる予定で、この機能は約1週間以内に提供開始とされています。ルームそのものの動作ファイルとしての書き出しはできませんが、別環境での再現に活用できる形式での保存が可能です。
Rec RoomはVRヘッドセットやスマートフォン、PC、家庭用ゲーム機など、さまざまな機器で気軽に遊べる点が特徴で、サービス当初はシンプルなアバターで交流するサンドボックス型のゲームとして親しまれてきました。2023年ごろからアバターのデザインを刷新し、VRでのフルトラッキングにも対応。2024年には両手両足のあるアバター姿が実装されるなど、継続的なアップデートが行われていました。また2023年ごろからAIを活用したワールド作成を歓迎する方針を打ち出すなど、新規のアイデアも積極的に取り組んでいました。
Mogura VRでも過去にプラットフォーム内で起きた事例を複数の記事で取り上げています。
2017年には、ドッジボールやテニスなどのミニゲームに加え、ストーリー仕立てのクエストコンテンツを拡充していくサービスの勢いを紹介しました。当時、ソーシャルVRの中でも多くのプレイヤーを集めていました。
2020年には、日本の社会人音楽ユニット「rentak_japan」がRec Room内のバーチャルライブステージでMVを撮影。日本人コミュニティ「RecRoomJAPAN」のメンバーが観客として参加し、ペンライトを振る様子も映像に収められました。日本では珍しいRec Roomのクリエイティブな活用事例として注目されました。
2024年には、FPSゲーム「Destiny 2」とのコラボが実施。同作をテーマにした専用空間やコスチュームが実装され、大手スタジオタイトルとの連携事例として話題となりました。
サービス終了スケジュールまとめ
| 公式発表日 | 2026年3月30日 |
| サービス終了日時 | 2026年6月1日 正午(太平洋時間) |
| トークン購入停止 | 2026年5月1日以降 |
| クリエイター向けトークン付与終了 | 2026年5月18日以降 |
| ギフトカード使用期限 | 2026年4月30日まで |
| ギフトカード払い戻し申請期間 | 2026年5月1日〜6月15日 |
| データダウンロード | 写真・アバターデータに対応(6月1日まで) |
