プロ向けフォトグラメトリツール「RealityCapture」が「RealityScan」に名称変更され、最新バージョン「RealityScan 2.0」として提供されています。モバイルアプリも新たに「RealityScan Mobile」と改称されました。
「RealityCapture」は、Windows向けのフォトグラメトリ/3Dスキャンソフトウェアで、写真やレーザースキャンからリアルな3Dモデルを作成可能です。国内でも複数の企業やクリエイターが活用しており、2023年10月にはクリエイターの龍 lileaさんが、京都・清水寺の参道を「RealityCapture」を使って、フォトグラメトリで3Dとして再現。さらにclusterとVRChat上で、バーチャルワールドとして公開したことで注目を集めました。
今回登場した「RealityScan 2.0」は、作業工程の高速化や自動化が進みました。AIによるマスキング(画像の背景を自動で除去する機能)が追加され、手作業による編集が大幅に省略できます。また、撮影データを統合し、3Dモデルを一貫性ある状態で作成する「アライメント」機能の改善によって、モデルの品質がさらに安定しました。
今回のアップデートでは、LiDARデータにも対応。空中から取得した画像やLiDAR情報、さらに地上からのデータを組み合わせ、高精度なマップや3Dモデルの作成が可能となります。
品質分析ツールも実装され、スキャン結果の不足部分を事前に確認可能になりました。メッシュ作成前にデータの完全性をチェックしたり、テクスチャやPBR(物理ベースレンダリング、現実に近い素材表現手法)の改善を視覚的に評価できます。
ライセンス体系も見直され、「RealityScan 2.0」以降、年間売上が100万米ドル以上の個人や企業は有料サブスクリプションが必要となりました。一方、100万米ドル未満の学生や教育関係者、企業や個人は引き続き無料での利用が可能です。
(参考)RealityScan

