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【TGS2017】人気ゲームのスピンオフも 注目のアジア発PSVRタイトル3本

9月21日から24日かけて千葉・幕張メッセで開催された日本最大級のゲームイベント、東京ゲームショウ2017(TGS2017)にて、アジア発のPlayStation VR(PSVR・プレイステーションVR)対応の新作ソフトが発表されました。

今回はそのうち、世界を“音で見る”ホラーゲーム『Stifled』、宇宙を舞台にした戦略シミュレーション『Fringe Wars』、そして人気恐竜サバイバル『ARK: Survival Evolved』をベースにした『ARK Park VR』の3本について開発者から直接話を聴く機会がありました。

世界を“音で見る”ホラーゲーム『Stifled』

シンガポールのGattai Gamesが開発中のVRホラーゲーム『Stifled(スタイフルド)』。本作は全編がVRに対応しています。セッションには同社のマネージメントおよびゲームデザインを行っているジャスティン氏が登壇、本作の制作経緯やゲームシステムについて語りました。

https://www.youtube.com/watch?v=d48Ygw_n0pE

本作はサウンドを中心としたゲームプレイが特徴。普段の視界は真っ暗闇で何も見えませんが、プレイヤーがPSVRのマイクにささやきかけたり叫んだりすると、プレイヤーの周囲に音の波紋が広がります。この音の反響で周囲の状況を把握し、プレイヤーは先へ進んでいくこととなります。

しかし、プレイヤーが音を立てると、闇に潜む怪物もそれに反応してこちらに近寄ってきます。怪物に察知されないようにゆっくり歩いたり、気をそらすために石を投げてみたり、あるいは全力で逃げてみたり……緊張感と危険が常に伴う、「息が詰まる(Stifled)」ようなゲームプレイを体験することができます。

『Stifled』の制作チームは5名。学生の頃に制作した、『Stifled』とほぼ同様のシステムを持つ『Lurking』がIndependent Games Festival China 2014(IGF China)でBest Student Gameに選出され、その反響を受けて本作の開発に至ったとのこと。

本作の日本でのリリース時期は未定となっていますが、ゲームはほぼ完成しており、現在は最後の調整やローカライズチェックを行っている段階とのこと。セッションでは「音というのは人間が本能的に理解できますし、本作は言語も使わないので、あらゆる国の人にプレイしていただけると思います。ぜひ日本のプレイヤーにも楽しんでもらいたい」とのコメントも。発売が待ち遠しいタイトルです。

(関連リンク)
・マイクを通してプレイヤーの“恐怖”が伝わるVRホラー『Stifled』
・Stifled 公式サイト

宇宙を舞台にしたマルチオンラインシューティング『Fringe Wars』

中国のゲームメーカー・THINKING STARS(星空智盛)による基本プレイ無料のマルチプレイ・オンラインシューティングが『Fringe Wars』です。プレイヤーは傭兵となり、自分だけの戦艦を自由にカスタマイズして戦場へと繰り出してゆきます。

https://www.youtube.com/watch?v=Fr7vdGBxkq0

本作では火力の高い長距離スナイパーである巡洋艦や、効率的にダメージを与えることに優れた駆逐艦など、5種類ある戦艦を自由にカスタマイズして戦闘が楽しめるとのこと。ゲーム上のパラメータに関わるパーツや兵装だけではなく、色や塗装等も変更できます。ゲームモードもデスマッチや拠点占領など、複数用意されているとのことです。

セッションではディレクターであるチャオ・ユウシャン氏によるプレイデモも。巡洋艦や駆逐艦を操って敵の戦艦を撃破し、見事に勝利を収めていました。本作は基本的に三人称でのプレイとなりますが、現在VRモードの開発が進められており、一人称で戦艦のコックピットに搭乗することもできるようです。

『Fringe Wars』の開発は2017年1月にスタートしたばかりで、「現在はグラフィックの解像度をよりアップすべく、日々開発を続けている」とのこと。今後の動向に注目です。

(関連リンク)
・Fringe Wars 公式サイト

人気恐竜サバイバルのスピンオフ『ARK Park』

中国のSnail GamesによるPSVR対応タイトル『ARK Park』。本作は米国Studio Wildcardが制作したオープンワールド恐竜サバイバルゲーム『ARK: Survival Evolved』のスピンオフタイトルとなっており、広大なフィールドを冒険することができます。

https://www.youtube.com/watch?v=LitkPIjOtqA

本作の元となっている『ARK: Survival Evolved』はSteamでの最高同時接続者数が100,000人を記録。早期アクセス開始から2年経った2017年でも同時接続者数ランキングトップ10に入る等、根強い人気を誇っています。

『ARK Park』の開発は「小さいころに遊んでいた恐竜のおもちゃを、もっとリアルに見てみたくないか?」というコンセプトからスタート。そこにちょうど『ARK: Survival Evolved』の世界観が合わさり、今回のVRタイトルに至ったとのことです。

原作となる『ARK: Survival Evolved』の魅力であったアイテム収集やコレクション、武器鍛造、恐竜の育成などは本作でも健在です。オンラインでのマルチプレイも可能となっており、開拓や発掘以外にも、新要素として恐竜の遺伝子を採取し、孵化させる……という要素も存在するとのことです。他にも恐竜の背に乗って移動することも可能です。

本作は全編がPSVRに対応しており、ゲーム内のホログラフィで恐竜と触れ合ったり、ゲーム内の図鑑機能と対応して恐竜の生態やサイズを確認できる機能もあるとのこと。VRで大サイズの恐竜を眺める、なんてこともできるようです。2017年9月現在、発売時期は未定となっています。

(関連リンク)
・ARK Park 公式サイト

この記事を書いた人

水原由紀

あちらとこちらを往復する。某ゲーム系の制作会社でプランナー・進行管理・その他もろもろを経てMoguraに合流。現在は記事執筆や編集、取材などを担当。デジタルゲームやVR/AR/MRにおける物語体験や、フィクション/プレゼンスのありかたに興味。ゲーミングコミュニティ「ポ」の管理者のひとり、という側面も。 Twitter:@mizuharayuki

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